本当の三種の神器 ~「神殺し」の謎を追う~②

この話をしていいものかどうか、非常に悩みました。
でも、いつかどこかでしなければいけない。私は心のどこかで、そんな自分の正直な気持ちに気が付いていたような気がします。それで、noteを始めたこの機会に、おもいきって日本の古代史の秘められた真実について語ってみたいと思います

生前、母が私に打ち明けてくれたことがあります。
三種の神器にまつわる秘められた真実についてです。
まずはこれについて話してみようと思います。
母と私との間でかわされたやり取りは以下のようなものでした。

サトル、三種の神器ってな、あれ嘘や。
ホンマは違う。
ホンマはな、キムチと味噌と醤油や。
これが本当の三種の神器なんや。
え?嘘やろ?
嘘や思うやろ?
だって、母さん、キムチは朝鮮人が日本に持ってきたんちゃうの?
アホぬかせ。みんな日本のもんや。美味しいものはみんな日本人が作ったんや。アマテラス知ってるやろ?神様が文明も文化も全部高天原(たかまがはら)から持ってきたんや。
嘘や、キムチは絶対に朝鮮のものやん。母さんそれやったらアマテラスが朝鮮人ちゃうの?
ばかもんが!
(それから30秒ほど考え込む母。そしてぽつりと言いました。)
サトル、、、やっぱ私の息子やな。

母はキムチと醤油と味噌が大好きで、どうやら、なんとかこの三つの食べ物を日本人が作ったことにしたいと考えているようでした。母は醤油も味噌も自分で作っていたのでよっぽど好きだったのだろうと思いますが、母が言うには、大手メーカーの商品は食品添加物が入っているので毒を食べているようなものらしいです。母の口癖は、腐らへんのになんで添加物入れとんねん、でした。でも、そうは言いながら、母は秘められた歴史の真実について知っていたようです。母は再びゆっくりと語りだしました。

本当はな、神さんがな、殺されたんや。
殺された?
そや。アマテラスな、実は殺されたんや。アマテラスな、あれ、本当は朝鮮人やったんや。殺してしもうたさかい、毎年鎮魂祭いうて、魂を鎮める儀式しとるんや。神が乗っ取られとる。高天原て、あれ朝鮮半島のことや。
あはは。母さんホンマええかげんにしてえな。

私は長い間、母の言ったことを冗談だと思っていました。
今振り返ると、あの時母はとても寂しそうな表情をしていたように思います。
母はコロナワクチンを打って間もなくして死んでしまいました。
死因は脳梗塞でした。2年くらい前の話です。

神が乗っ取られとる。

私はこの言葉がなんとなくひっかかっていたのですが、ある日noteをぼんやり見ていると、このことについて書いてある記事に出会いました。有名なアニメのキャラクターが実は朝鮮人だというのです。その記事を読んだ時は本当に驚きました。古代に出雲系の朝鮮人が携えていたのは、三種の神器ではなく、本当は十種の神宝だったようです。それで、自分でも調べてみると、そもそも鎮魂祭は、この十種の神宝によって執り行われていたようなのです。それで、鎮魂祭というのは、そもそもアマテラス(新羅王の称号)の魂を鎮めるための儀式なのだそうです。

だとしたら、三種の神器はいったいどこから湧いて出てきたのか?
もしかしたら、本当にキムチと醤油と味噌だったのではないか?
「父さん、やっぱりラピュタはあったよ」、、パズーの言葉が一瞬脳裏をよぎりました。
よくよく考えると、自分は三種の神器について何も知らない。
私はそのことに思いが至り愕然としました。足元が一瞬ぐらりと揺らぐのがわかりました。
それでよくよく調べてみると、古文書によっては二種と記述されているものもある。三種の神器とは、、いったい何なのか?

キムチはともかく醤油と味噌は本当はどこから来たのか?まさか、、、。
私はさらに調べました。そして、、、衝撃の事実を知ることになりました。
なんと、醤油と味噌も朝鮮人が日本にもたらしたようなのです。
でもよく考えてみると、そもそも発酵(醸造)技術は朝鮮人よりもたらされたものでした。そもそも日本酒の神を祀る松尾大社は秦氏の氏神です。秦氏は朝鮮より渡来し、日本に様々な技術をもたらしたことで有名です。

まさか!醤油味噌!おまえもか!

醤油と味噌の伝来は、基本的に稲作(日本酒)の伝来と同じタイミングです。糠漬けもおそらく同時でしょう。発酵(糀)を操る技術の誕生は、農耕文化の誕生とセットだと考えられるので、農耕の発祥の地とされる中国東北部(遼河流域)あたりがおそらく糀発酵技術の誕生の地です。だから高句麗人が糀発酵の技に長けていたのではないでしょうか。ちなみに相撲の伝播も農耕とセットで、相撲もおそらく高句麗で生まれたものでしょう。

ということで、、、母さん、ラピュタはあった。私は愕然としました。今度は足元が完全に崩れ落ちてしまったのです。流石に醤油と味噌はちゃうやろ、と思っていた自分が馬鹿でした。悔しい。なぜ、なぜ疑えなかったのか。なぜ今を疑うことが出来なかったのか。与えられた情報によって、自分勝手な思い込みによって、自分はいいように操作されていた、、、。私はようやくそれに気が付ついたのです。自分の中で何かが音を立てて崩れていくのが聞こえました。

無知の知。

自分の中で何かが音を立てて崩れていく瞬間、この言葉が私の頭の中を激しくリフレインしました。と同時に、自分の中で急速に何かが新しく形成されていくのを感じました。
あー、こういうことだったのか。当たり前のこととして素通りしていた事柄が、実は間違えているといことはあるんだな、と私は理解できたのです。
大切なのは謙虚な気持ち。これがないと、見誤る。

醤油と味噌、それから相撲についても、朝鮮由来であることを避ける記述が散見されるが、日本人として恥を知るべきだろう、といつも思う。真実を伝えないからおかしなネトウヨが生まれるわけで、そもそも、学校教育やメディアの姿勢に問題がある。大手メーカーやなんちゃら協会も同罪。メディアは日頃から真実を伝えずに民族差別が社会問題になった都度傍観者となって正義を装うが、こういう態度はまことに滑稽。さすが「神殺し」の末裔。高学歴の自称インテリほど倫理観がないのは民族として劣等。いや、このような民族性はむしろ「神殺し」によって授かったスティグマであり、古代から今に引き継がれる「恥の文化」の根源であると言える。心に正義を「醸成」出来なかった哀れな民族の性。朝鮮人であることがなぜそこまで恥なのか。そのような気持ちこそ恥と感じるべきではないのか。日本人は本当に大きな勘違いをしている。日本人は朝鮮人であり、朝鮮人を差別することは自己を否定することと同義である。

おわり

※文中の「神殺し」という言葉は象徴的な意味で使っています。歴史的には諸説あり。















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