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とりあえず
去年は旅行にも出かけなかったし、お節くらい少しは贅沢してもいいのではないかと、連れ合いが少々張り込んだ品を注文した。
値段を聞いたら、なるほど去年一年、外食で食べたどの料理よりはるかに高く、貧乏性のわたしはややびびってしまった。
まぁ、例えばランチなら滅多に1000円以上使わない自分であるから、高いと言ってもたかが知れてはいるのだが、それでもおっかなびっくり料理を食べているというのでは、あまり面白くない。
それに遠慮しているうちに、お屠蘇で酔ってしまえばどうせ味などわからなくなるのだから、ここは最初からがっつりいってしまおうと決意した。
で、横で連れ合いが、これは合鴨の〇〇ソース和えよ、とか、××風味のナッツ入り田作りよ、とか有り難そうに説明している横で、わりわりと箸を伸ばし、むしゃむしゃと平らげたのである。
正月早々、あまり雰囲気のない話だ。
特にオチはない。
お節は普通に美味かった。
そして今年もよろしくお願いします。