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*愛情のある所*ヨシタケシンスケ展


ヨシタケシンスケ展に行きました。
展示されている作品がどれも面白くて興味深い。

それだけでなく、会場のあちこちにあるお客さんを楽しませる仕掛けがとても楽しかった。

何よりお客さんを含めた会場の雰囲気が、個人的に印象に残りました。

親子で来ている人もいれば、大人一人で来ている人もいて、その全体がリラックスしているように見える。

なんだか会場全体が、温かいお湯に浸かっているように、皆ほっとして、純粋に楽しい感情を味わえているように思えました。


この展示では、お客さんに向けて、たくさん温かい気持ちが投げかけられている感じがして

これとか
これとか。

それがとても嬉しかった。

人は子供でも大人でも
愛情を受け取るとほっとして、リラックスして、不安を忘れることができたり、
物事を楽しむような、純粋な気持ちが湧きやすくなるのではないか、と思いました。


ヨシタケさんが、心を開いて人に気持ちを与えられる人だからこそで、
きっとそれが"愛情"なんだろうと感じました。

心を人に開くことは難しいことでもあって、なかなか愛情を感じられる場所が、世の中にたくさんあるわけじゃない。

そうした社会に現れづらい愛情が、この場所に一点に詰まっているかのように感じた、
そんな印象的な空間でした。

顔がなんともいえない

いろんな自分の未来の姿が描かれたカードが入ったくじ引き。
展示会から出るような、世界観から出て行く時はさみしくなる事もあるけど、
最後にこんな仕掛けがあると嬉しくなります。

嬉しい。

ちなみに私はこれでした。
他のお客さんはどんなカードを引いたんだろう。

自分も人に愛情を投げかけられるように。
なかなかそれは勇気の要ることだな、と感じました。

何かを作ることが好きだった自分にとって、
その楽しさをもう一度思い出すような
そしてなにより、投げかけられる優しさが有り難い。

そんな展示でした。
1月15日まで、栄の松坂屋美術館で開催しています。
よければ、ぜひ。

そうかもしれない

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