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職の流動性の表と裏。そして2024年は日本にとってどんな年だったか。

日本は職の流動性が低いと言われている。
一方、アメリカは職の流動性が高いと入れている。
これは事実である。
日本の職の流動性が低い理由は、終身雇用や大学に通う社会人の少なさなど色々と指摘されている。アメリカでは大学に通う社会人が多い事は事実で、夕方5時から6時になるとニューヨーク大学にパンを咥えながら走って入っていく社会人を多く見るという。彼らは高卒もいれば大卒もいて、新たなスキルや知識を身につける事に熱心な人たちだ。
かつてニューヨークの地下鉄には、子どもが母親に『なんで勉強しているの?』と聞き、それに対し『より良い生活のためによ』と答える広告も掲載されていたという。つまり、より良い生活、より良い収入のためには新たなスキルや知識を身に着ける事は必要だと啓蒙しているのだ。
職の流動性が高い事は、『経済学的』にはプラスであり、アメリカのように新興企業に優秀な人材がすぐに集まる事を可能にしている。
イーロン・マスク氏が、テスラを開業した際は、他の自動車メーカーやIT系企業から優秀な人材がすぐに集まり、その後のテスラ躍進の原動力となった事は確かだ。
しかし、今回、私は『職の流動性』を、別の角度から眺めてみたい。
欧米が行っている事は常に正しいとか、日本は常に遅れているという主張が多いのだが、その視点には常に漏れがある事を私は指摘したい。
何事にも裏と表があるということだ。
そして、その話から、2024年は、日本にとって、どのような時代だったかを論じたい。
それらが今回のテーマだ。

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