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影響を受けた本たちⅠ

影響を受けた本をピックアップした。
どれも個人的に思いがつまっている本だ。

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渡部昇一先生が書いた本だったから読んだのが、始まりだった。そして、これが私にとってはハイエクとの出会いだった。ハイエクに出会わなかったら、私の思想は大きく変わっていた事だろう。ハイエクを知る事は自信にもつながった。人間にとって重要な事は『伝統に配慮した自由』である事を教えてくれた本。ハイエクの入門書としても分かりやすかった。


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社会主義・共産主義を始めて論破した人。それがハイエク。先に紹介した『自由をいかに守るか』より難しいが、読みごたえはあった。これを読み終えた時、自由になれた気がした。自分を肯定できるようになったと言っても過言ではない。


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私が初めて読んだ政治経済系の本は長谷川慶太郎先生の本だった。デフレとインフレの本質的な理解を深められたのは先生のお陰だった。先生のゆるぎない日本経済への自信は、今も私を支えている。私が買った時の本とは表紙が異なっている。これは復刻版とのこと。Amazonでの紹介文も素敵だった。
『いまから100年前、「19世紀の終わり4半世紀」に、人類はかつてない富と繁栄を手に入れた。21世末を迎えたいま、その時代を振り返って比較検討し、次の100年、すなわち21世紀を具体的に展望する。過去の成功はけっして未来の成功を保証しない。日本は進路を誤ることなく新しい時代を切り開けるか。』


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渡部昇一先生は、上智大学英文科の教授だったが、深い知識と教養の持ち主で、長年、日本の歴史の信実を伝えてくれた人だった。上智大学での彼の授業に、左翼が乗り込んできても彼は決して主張を曲げる事はなかった。先生は勇気の人だった。小林よしのりが、『戦争論』を書くずっと前から、真の歴史を伝えようとしてくれた方。教養の泉。勇気の人。そんな言葉が似合う人。

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ドラッカーは、正直、今は好きではないのだが、頭の良い人が書いた本を読むと、その人の思考過程が見えて勉強になる。ドラッカーの本にハマり、20冊は読んだと思うが、amazonでも既に、あまり販売してないようだ。個人的には、この本と『ネクストササエティー』が印象に残っている。
どの本か忘れたか、『第二次世界大戦で政治的に勝利したのは日本だった』という彼の言葉は一生忘れない。

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このシリーズはどれも好きなのだが、やはりオススメは、第一巻目の古代黎明編だ。彼は邪馬台国九州説を唱えており、私とは意見が異なるが、その点以外は、日本史を考える上でヒントとなっている。日本史の見方を教えてくれた本といってもいい。出雲大社のしめ縄はなぜ逆?また、一般的には「2礼2拍手1礼」だが、出雲大社だけ、なぜ「2礼4拍手1礼」なのか?今も私が日本史を考えるうえで重要なポイントになっている。

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戦争とは何か。戦争の本質を追求した本だった。これを読まないで戦争や外交は語れない。恐らく世界の主要国の首脳は間違いなく読んでいるであろう。
『戦争とは外交の延長線上にあるもの』
『戦争とは自国の意志を相手国に強制すること』
戦争や外交を語るうえで必須の基礎的事項がここにある。ここに書かれている事から外れた外交政策は、必ず後々、禍根を残している。

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レヴィ・ストロースは、フランスの文化人類学者。構造主義を提唱した人だ。構造主義の根幹には、「人間は自分の意志で生きているつもりでも、無意識のうちに社会や時代の考え方に縛られて生きている」という考えで、伝統や文化の重みを伝えてくれた。彼は日本は世界で唯一、神話と繋がる国と言ってくれた人で、日本人にとって恩人でもある。
彼がいなかったら、もしかしたら日本人は縄文時代のすばらしさに気づくのに時間を要したかもしれない。


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ブラジルの少数民族を訪ねた旅の記録をまとめた紀行文。優れた未開社会の分析やヨーロッパ中心主義に対する批判が盛り込まれている。彼は「西洋の知で世界を見るな」と訴えたのだ。キリスト教に汚染されていない、ユダヤ系フランス人の彼だからこそ、見えた境地。
彼は、後にTVでのインタビューで日本人に縄文時代のすばらしさも教えてくれた人だった。

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クラウゼヴィッツやモルトケも登場する本。ドイツ参謀本部の栄枯盛衰を知りながら、組織とは何かが学べる本だ。優秀な組織を作るために、ここまで真剣に考えたのか!そう思い知らされる本だ。そしてドイツが元気だったころの話だ。この頃のドイツはどこへ行ってしまったのか。

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日本経済に絶大なる信頼と自信をもっていた長谷川慶太郎先生。そして、先生の言うとおりに、どんな円高がこようとも、どんな円安がこようとも日本経済が潰れる事は現になかった。そんな先生は言った。『素材は国家なり』と。第二次大戦で日本は物量で負けた言われている。確かに物量で負けたのだが、ならば物量とは何なのか?鉄などをつくる素材生産能力も、その1つだ。


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渡部昇一先生がドイツに留学した時の話。カトリックの信者でもあった先生が、ドイツでのプロテスタントとカトリックの違いや現状を語ってくれた。これは例えドイツにいてもドイツ人と深く話す事ができないと得られない知識であり、西洋の本質を理解するうえで、とても参考になった。これも復刻版とのこと。良い事だ。名著は語り継がれるべき。


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髙安カミユ(ミジンコまさ)
海外のニュースメディアの購読に充てさせて頂きます。現在はWall Street Jounal・Washington Post・Washington Post・New York Timesを購読中。もっと増やします。