スーパーのレジ待ちの混雑について、TOCで考えてみた。
人・モノ・情報・時間・・・
モノゴトはすべて繋がっている。
繋がりの中で、どこかに何かが溜まる。
そこが「ボトルネック」。
スーパーには大抵、レジ待ちの行列ができている。
「あのスーパーは混雑している」という事実に対し、「並ぶのは嫌だから他のス-パーに行こう」と意思決定をしているお客様もいるかもしれない。
それはつまり「売れるはずなのに売れなかった(機会損失)」ということ。
食品の鮮度や価格など、品質はとても良くて地元でも有名なスーパーのに「もったいないなあ~」と、今になって思う。
そんな人気のスーパーは、数年前に自動精算機を導入。
1箇所につき2つの清算機があるため、清算待ちの行列がほとんどなくなった。
お客様もスムーズに流れている。
「あれ?お客様の人数減ったの?」と思うくらいにレジ前の混雑はなくなっている。
一見空いているように思えるが、実際は「混雑が嫌だ!」と機会損失になっていたお客様も来店しているかもしれない。
ボトルネックに設備投資をすることで、顧客満足・従業員満足につながり、結果的に売上を伸ばしている良い事例と言えるだろう。
※TOC(Theory of Constraints、制約条件の理論)とは、企業や組織の生産性を最大化するために、ボトルネックや制約条件に焦点を当てて改善を図る経営管理手法。
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