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S型・N型を見極める方法

最近、なんだか物議を醸しているのがこれ。

「私は北、あなたは南。正反対の方角なのに磁石でも狂ったの?」

という、諍いが起きそうな劇物である。


しかし、私は見分け方についてある程度検討がついている。
その2つの方法とは:

・「直感」や「ハロー効果」に騙されないか
・抽象的な言葉を扱えるかどうか


以下、解説を始めます。(AIみたいな口調)


・「直感」や「ハロー効果」に騙されないか


例えば、記事を流し読みして要点をまとめる(≓速読)のは、一つ一つの内容を検証せず、無意識的な直感に頼っている。

 INFJは第六感・霊感があるとか、超能力者やニュータイプとか言われることがある。解説本ですらそのように書かれていることもある。もちろんそういったオカルトやエスパーの類では断じてない。そのカラクリは単に「パターン把握」と「要約」を高速でやっているだけのことだ。

この方による心理機能Niの解説においても「速さ」が能力の正体だと言っています。


MBTIとは違う概念で「二重過程理論」があります。

それは無意識的な「速い思考」と論理による「遅い思考」に分かれており、「脳のシステム1・システム2」と呼ばれています。

これは前回記事で挙げた話と関係してます。

「論理に比べて直感は速いが、時として誤った判断を下しがち」だそうです。
いわば「直感」は脳が楽してサボりたいから使う機能であって、浅慮の代名詞なのだと。

「直感を信じてしまうから判断ミスを起こしがち」と深い思考を持つはずの「N型(直観型)」は矛盾してるように思うんですよね。

もちろん、「直感のほうがいつも正しいんだ!」というのはあり得ないし、どんなに頭が良くても主観(本人の思い込みや経験)はあります。


とはいえ、
「私はいつも直感や第六感を信じてるから!当たったことあるんだよ!」
というのは単に表面的な直感なのか、それとも深い直観や天啓のようなものなのか、言葉だけでは区別がつきにくい。

ここがN型に対するイメージをややこしくさせる原因の一つです。あと私がスピ界隈苦手なのもこれが理由でしょう。


では「直感」が優位なはずのN型は「ハロー効果」に騙されやすいのだろうか?


――答えはNOです。

・「ハロー効果」とは(以下、ChatGPTによる解説)

外見的魅力が判断に影響する
美しい人や清潔感のある人は、能力や性格も良いと評価されやすい。
例:面接で、見た目の良い候補者が実際のスキル以上に高く評価される。
肩書きや地位による影響
高い地位や権威を持つ人は、言葉や行動が正しいとされやすい。
例:「有名大学卒業だから賢いだろう」「社長の意見は正しいはず」と思い込む。
ポジティブな印象が全体を覆う
ある一つの良い特性が、他の面の評価に影響を与える。
例:親切で礼儀正しい人は仕事もきっと優秀だろうと感じる。
ネガティブな影響もあり得る
逆に、目立つ欠点が全体の評価を悪くする場合もある。
例:服装がだらしないと、性格や能力も否定的に見られる。

ハロー効果が起こる理由
認知の簡略化:
人間の脳は物事をシンプルに理解しようとするため、一部の目立つ特徴を全体の判断基準として使う傾向があります。
情報の不足:
全ての情報を把握できない場合、見えやすい部分で全体を推測しようとする。

これらはN型を自認している人なら「違う!」となるはずです。
INxxは外見にあまり興味がない人が多いので、まるで正反対。

なのに、「直観型」のほうがハロー効果に騙されやすい……?

実は少ない情報から判断するときの、
「情報の選別」の仕方こそがSとNの違いなのだ

実はFかTかどうかは関係なくて、T型でも速い思考=「直感」的な判断はするもの。
まぁそんな深く考えなくても、先ほどの「ハロー効果」の例はS型文化すなわち今の社会の悪い手本だと思うわけです。


また、ハロー効果は、あなたがnoteの記事を読むときも大いに関係があります。

それはスキの数、そして作者の雰囲気や人柄です。

もし内容をすっ飛ばして、スキの数(皆が押しているから人気)や外面で評価する傾向があれば、ハロー効果に騙されやすい。

それはまんま、

「メディアが推してるから、皆が好きだから私もビッグウェーブに乗っかろう!」

という大衆向け(S型文化)となるわけで、「直感」と呼ばれるものの正体は安直でしょう。

「う~む、いささか矛盾してるような」

結論から述べると、ハロー効果に騙されにくい人はN型の傾向が高いといえる。

第一印象が悪い人が「正論」を言ったところで、すかさず「この人は間違ってる!思い込みだ!」となるのはどちらでしょう。


・抽象的な言葉を扱えるかどうか


リンゴは実物があるけども、果物や果実となると抽象度が増す。リンゴの糖分やその組成に話が及ぶと、その背景には多くの知識が必要となってくる。

抽象的な物事への理解とN型は関連性があると言われています。

これは知能検査(IQテスト)が高知能だとする基準が「パターン認識」に比重を置いていることからも明らかで、MBTIにおけるN型信仰?とも合致する。

抽象的な言葉を扱えるかどうかは、小学3,4年生以降に習う内容の背景を理解する力でわかるそうです。


例えば「食物連鎖」という言葉を例に、私のポンコツ回答を挙げましょう。

「食物連鎖」一つにしても、ミクロ視点から読み解くのか、それともマクロ視点で見るのか様々な考えがあります。

例えば、食物連鎖から森にいる鹿を想像したとします。鹿は草を食べますが、糞をすれば土にいる微生物が活躍します。

微生物が活躍すれば、畑で作る野菜の栄養にもなる。ただ人間が食べたものは果たして自然に還るのか、直接的にはわからない。
また「食物連鎖」にしても、文字通りの意味なのか、はたまた「弱肉強食」を連想して人間社会を思い浮かべることもあると思いますが……

「食物連鎖」の頂点にいるのが人間であるのなら、食料を独占する市場や利権はどこに位置するのか……等々。

でもそんな回答をするとテストではマイナス点を食らうので注意しましょうw

別のことが閃き、「概念」自体を広げるのか(Ne)、あるいは一つに焦点を絞って掘り下げるのか……どちらにせよ「思考体力」が必要です。

あまり抽象度が高すぎると、今度は話が飛躍しすぎて頭が混乱してしまい、結論が出るまであと1年はかかりそうになるデメリットがありますね。

結局、抽象的ってなんなの~?

結論:N型とS型の違いは「遠景か近景か」

Don't think, FEEL!


It’s like a finger pointing away to the moon. Don’t concentrate on the finger, or you will miss all the heavenly glory.

“考えるな!感じろ!それは月を指差すようなものだ。指を見てちゃ栄光はつかめないぞ!”


「月を指差すなんてコイツはアホだぜ……」



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にゃる🐹
ひまわりの種を買います