「青春18×2」公開後8日間の間に3回観た話
(「青春18×2 君へと続く道」を公開後、3回観て公式写真集を買って色々考察しているだけの駄文です)
ここまでのめり込むとは思いませんでした。公開2日目に最初観て、翌日に2回目を観て、GW明けて土曜日にさらに3回目を観ました。2回目と3回目の間に公式写真集を買って、この世界にどっぷりと浸かっています。清原果耶さんの演技の凄さに感動してます。
以下、ネタバレ含みます。
3回目となると、感動しつつも冷静に見る事が出来ました。Amiが既にこの世にはいない事を我々観客は「神さま意地悪だよ」というセリフで「やっぱりか・・・」と決定的に知る事になります。でもジミーは来日時点で知っていたという事に観客側が気づきませんでした。それっぽい感じはジミーの無言の会話の中にあるものの、私は確信はもてませんでした。
でも、アミが生きていたら東京から直で福島県只見町に行くはずです。ジミーはスラムダンクの聖地とアミを天秤にかけて「やっぱスラダンが先だよね」という性格とも思えない。鎌倉高校前は後回しにするはずです。
自分の最初の夢に近いところ、原点といえるバスケット、一緒に観に行ったLoveletterの世界、そして(偶然見つけた設定ですが)ランタンと過去からの時系列と合わせるように日本を巡り、そして福島県只見町に到着します。集大成が只見町という事です。アミが故人である事をわかっているからこその工程とも言えます。
アミの絵と文章を見る事で、ジミーと我々観客は18年前の出来事をアミ側から回想する事が出来、”答え合わせ”をしていきます。アミの死を知った時にも台南での過去の出来事を振り返ったであろうジミーは、只見町のアミの自宅で「再び過去を新しく知る」のです。
・廟で実は出会っていた
・部屋に通された後、疲れて横になったのは持病も一因
・アミが電話で口論しているのは彼氏では無かった
・映画を観た日、アミが疲れたからと先に部屋に戻った本当の理由
・ランタンを飛ばした後の抱き合う場面のアミの感情
・駅で最後の別れの時、列車内のアミの号泣
・来週から「彼氏とブラジル行く」と言った訳
・実は病床の上であった事
・そして最後はジミーに会いたかった事
ジミーにとっても、それらは予想外の事だったと思います。アミと出会った時は18歳の青年ですし、アミも小悪魔的なおねえさんという感じですから、アミは真意を出さずに振舞ってたし、ジミーも好きなタイプを「カミ ミジカイ、トシシタ」と言い返すのが精いっぱいというところ。
アミの「旅が続く」というのは、生き続ける事と同義と知り、全てのセリフがそこに繋がっていたのかと思うと、せつない。(伏線回収というには軽々しいです)
まだ考察出来てないところが一つあります。十分駅に向かう途中、2人で有線イヤホンでミスチルを聴いている場面。帰らないでと言うジミーに対して、聞こえてるのか聞こえてないのか無反応のアミ。聞こえてるけど聞こえてない体裁の様にも見えませんでした。アミが全くの無表情に見えたのです。ここがまだ分からない。
なので、来週も観に行きたい。