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案外「追い読み」や「復唱」させないんだ
月・火曜は学校教育の話です。今回は、意外だった話を紹介します。
令和6年度の勤務校での話です。
同じ学年の先生方と職員室で話していました。その中で授業の話になった時、私の横の方に座ってる担任外の先生が話に参加してきたのです。
担任外「エスせん先生は、国語でも算数でも自分の後に読ませますよね」
私 「そうですか?」
担任外「国語の教材文もそうだし、算数の問題文もそうです。
先生が読んだ後、子供たちに続けて読ませるじゃないですか」
私 「ああ、確かにそうですね」
担任外「ああやって何度も復唱させる事で、成長するんだって感じました」
私 「そうでしょうか?」
担任外「何度も何度も粘り強く繰り返す事が、大事なんだと思います」
ここで言う「成長」とは、どうやら「教師の指示に素早く反応する」とか、「文を読む速度が速くなる」と言った事の様です。成長しているかどうかは断言できませんが、この様に高く評価していただき、正直、とても有り難い気持ちになりました。
それと同時に思ったのです。「先生方って、あんまり追い読みさせたり、復唱させたりしないんだ」と。
私の場合、まだ若かりし頃、教育技術の法則化運動から学んだ時期に、追い読みさせたり、復唱させたりする事の重要性を教えられました。だから、もう退職が近くなってきた今でも、私は普通に追い読みさせたり復唱させたりしています。
だから、させるのが普通…のつもりでいました。
帰宅後、この話を妻にすると、「確かに、普通の先生は、あんなに追い読みや復唱はしないねぇ」と言ってました。そうか…普通の先生は、追い読みも復唱もさせないんですね。
僅かな手間ですし、させても良いと思うのですが…。