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今、ラノベ界隈で話題の作品とコミックを考える。前編

 木曜はラノベ愛語り。今回は、最近(令和6年9月頃)、ラノベ界隈で話題となっている作品と、そのコミカライズについて語ります。
 今回取り上げる作品は、『ツンデレ悪役令嬢リーゼロッテと実況の遠藤くんと解説の小林さん』です。いや~、ラノベらしい長い題名ですねぇ。長すぎるのでラノベ界隈では、「ツンリゼ」と省略されている様です。この記事でも、『ツンリゼ』と表記させていただきます。
 さて、この『ツンリゼ』、何でラノベ界隈で話題かと言うと、原作者とマンガ編集部とのトラブルが原因で、コミカライズが連載終了(つまり打ち切り)になってしまったからです。詳細については、以下の記事で見られる…と思います。

 この記事では事件そのものを論じるつもりはありませんが、編集部の謝罪文の中で「コミカライズと原作との乖離に対して監修時にたびたび長期にわたる交渉が必要となったこと」ありました。そこで、原作とコミカライズを比較し、読者の立場から見て気になる乖離があったかどうか…を語りたいと思います。
 念のために書きますが、これは原作者や漫画家を責める記事ではありません。あくまでも読者の目線で考えて、読者として気になる乖離があったのか…を語る記事です。また、仮に読者として気になる乖離があったとしても、その事で原作者や漫画家を責める意図はありません。一読者の受けた印象を紹介したいだけです。
 なお、私はコミカライズから入り、最近になって原作を読み始めました。そのため、原作の1巻目と、そのコミカライズ1~4巻のみ取り上げさせていただきます。
 さて、両者を比較した私の印象は、「物語の展開に極端な乖離はないが、気になる部分が何点かあった」です。
 コミカライズの展開は、概ね原作の展開をなぞっていました。順番が入れ替わっている部分は幾つかありましたが、「乖離」とまでは言えないと思います。正直、私の戦友とも言うべき作品『くまクマ熊ベアー』のコミカライズの方が、物語の展開が大きく乖離していると言えます。
 ただ、先程も述べた通り、気になる部分はあります。以下、それについて語ろうと思うのですが、それをすると少々ネタバレになります。
 そのため今回は、ここで記事を一度終わります。続きは次回としますが、ネタバレが嫌な方は読まない様にしてください。

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