戦友『くまクマ熊ベアー』②~大ピンチ
木曜は、ラノベ愛を語ります。今回は前回に続き、私と『くまクマ熊ベアー』との出逢い話です。
学級担任を離れ「担外(タンガイ)」になり、失敗もありましたが、そこそこ職場の皆さんの足を引っ張らない仕事は出来ていたと思います。実際、私を担外にした校長からは、「思っていたより、ずっとシッカリした仕事をしてくれている」と言われました。
しかし、担外3年目に入る頃、「ドブ泥な性格をした下衆(ゲス)校長」が転勤してきました。ドブ泥な下衆校長が来てから状況は一変。滅茶苦茶パワハラされる様になったのです。
週に1~2回は校長室に呼ばれ、1~2時間の説教です。その時には、「お前の仕事の仕方は間違っている」とか「お前は担外の仕事が分かってない」とか言われます。あげくに、私以前の担外が積み残していた仕事(主に書類の整理)を押しつけられ、通常の勤務時間では到底片付かない量の仕事をせざるを得ない羽目になりました。
毎日、20~21時…しばしば22時過ぎまで残業です。もちろん、それだけでは終わりません。土日や休日にも出勤です。もう15連勤や20連勤は当たり前。最長記録は62連勤でした。
余談ですが、この経験があるので、ライトノベルで50連勤で過労死…とあると、「いやいや、まだ10日は頑張れるはずだよ」などと考えてしまいます。ははは…思考回路がブラックに染まり過ぎですね。
話を戻しますと、当然、こんな状況なのでメンタルをやられる寸前です。妻は「持ちこたえられないで、病休になるかもしれない」と本気で思っていたようです…が、私にも意地があります。「こんな、ドブ泥な下衆校長のせいで病休になるなんて、アイツの思う壺じゃん。それだけは絶対に阻止してやる」と心に誓い、とにかく、これ以上メンタルをやられないように気を付けました。
そう言っても、大した事はしていません。仕事の無い時は、ひたすらボーッとして休むだけです。正直、気を張って仕事している事もあって、家に居る時間には、難しい事をする気が全く起きません。
因みに読書は大好きなのですが、ちょっとでも難しい本や現実を強く感じさせる本だと、脳(心?)が読む事を拒否してしまいます。そのため、それまで読んでいた新書や文庫の本はもちろん、読書会に参加している『致知』も読まなく(読めなく)なってしまいました。
それでも、本は好きなので、時間のある時に本屋へは行っていました。
そして、その日、見つけたのです…『くまクマ熊ベアー』を。
なお、「ドブ泥な下衆校長」と言うのは、あくまでも私目線での判断です。もしかしたら、私の方が「ドブ泥で下衆い小学校教師」かもしれませんから、その場合には、この校長は素晴らしい方…となるでしょう。
一方的な見方なので、参考程度に受け止めてください。
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