見出し画像

力業(チカラワザ)で学年音楽・後編

 月・火曜は学校教育話です。今回は前回の続きで、実質的に私1人で学年70人の子供たちの音楽を行った話です。

 そろそろ鍵盤ハーモニカに飽きてきた感じなので、鍵盤ハーモニカを片付けさせました。思ったより、これはスムーズに進みます。
 今度は言葉リズム打ちです。これは、手拍子しながら「トマト」とか「サツマイモ」などと言う遊びです。「トマト」なら♩♩♩(タンタンタン)となりますし、「サツマイモ」なら♫♫♩(タタタタタン)となります。
 あ、念のために書いておきますが、これは教科書教材です。教育芸術社の教科書28~29頁に、ちゃんと掲載されている教材です。決して、私が思いつきで行っている訳ではありません。
 教科書には9種類が例示されていますが、この後の活動を考え、「トマト」「スイカ」「バナナ」「イチゴ」「オムライス」「めだまやき」「エビフライ」の7種類の言葉だけを例示する事としました。この後、自分が言いたい言葉を決めて整列させるので、視聴覚室の広さ的に7列が限界と判断したからです。
 さっそく、ホワイトボードに7種類を書き出し、手拍子しながら言う練習をさせました。その際、言葉の後に必ず「はい!」と言わせる様にしました。これによりリズムが良くなる上、一体感が増してくるからです。
 その後、自分が言いたい言葉を決めさせて整列させ、列から列に言葉のリレーをさせます。

私  「では、よーい、スタート!」
1列目「(選んだ子、全員で)トマト、はい!」
2列目「(同)オムライス、はい!」
3列目「(同)スイカ、はい!」
4列目「(同)めだまやき、はい!」
5列目「(同)バナナ、はい!」
6列目「(同)エビフライ、はい!」
7列目「(同)イチゴ、はい!」
私  「OK! ゴール!!!!」

 1周が上手にいったので、今度は2周させました。これも成功です。
 そこで、今度は言葉を選び直しさせて、再度、2周する事に挑戦させました。ところが、前の印象が強かったのか、それとも疲れてきたのか、引っかかる子供たちがいて2回くらい再挑戦する事に…。
 3回目に成功した時は、とんでもなく盛り上がりすぎて大騒ぎとなってしまいました。向かいの職員室…きっと騒々しかっただろうと思います。
 このままだと教室で事故を引き起こすかも…と心配だったので、最後は黙想タイムです。体育座りをさせ、目と口を閉じ、1分ほど黙っていました。これで、少し落ち着いた感じです。
 こうして、何とか5校時も事故無くクリア出来ました。ホッと一息です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?