教養を身につけたら英語力が加速して伸びた話
留学に向けてTOEFLやIELTSなどの対策をしているけれど、
いまいち英語力が伸びていないと感じている方、
少し立ち止まって、今後の勉強の方向性を見直してはいかがでしょうか。
あなたの英語力が伸びない原因は、一般教養(リベラルアーツ)の不足かもしれません。
私の場合、英語力の向上を妨げていた一番の原因はこれでした。
そのため、一生懸命に単語帳や過去問を解いても、費やした時間に対する効果を実感できませんでした。
例えば、政治に関する背景知識が乏しいのに、parliament: 議会という単語を覚えようとしてもなかなか頭に定着せず、相当苦労しました。
当時、私は理系の大学生で、しかもセンター試験を地理で受験したので、政治・経済に関しては中学で学んで終わりでした。
それ以降、新たに政治経済の勉強もしていないし、さらに悪いことに、ほとんど中学で習った内容を忘れていました。
そのような背景知識がほとんど無い状態で、政治や経済についての単語を覚えたり、文章を読むことは苦痛でしかなかったです。。。
そこで私は英語の勉強方針を変えることにしました。
英語自体を勉強するのではなく一般教養、言い換えるとリベラルアーツについて勉強することにしました。
一般教養は英語ではなく日本語で学びました。
確かに、英語で学べば、英語力と教養を一緒に得られて一石二鳥かもしれません。
しかし、デメリットとしては母国語では無いので学習に時間がかかる、慣れない英語だと間違った内容で覚えてしまう可能性があると思います。
この2点を避けるために私は日本語で教養を勉強することにしました。
最初は、とにかく自分の興味のあることについて、新書などを買って読み漁りました。
私は理系の学生だったので、専門以外の人文科学系の学問について知識を集めていきました。
政治・宗教・言語学・経済・哲学・心理学などの学問知識をまるで雑食動物のようにむさぼりました笑笑。
あることについて分かると、新たな疑問が生じて、それについて調べる。
するとまた疑問が生じるという連鎖が生まれて、とにかく本の虫になった時期がありました。
おかげで、大抵の話題にはついていける自信があります。
このように日本語で一般教養を身につけてから、英語学習を再開したところ驚くほど知識の吸収率がよくなることに気がつきました。
脳みそのキャパシティーが数倍大きくなったような感覚です。
これによって、個々の単語を覚えやすくなっただけでなく、勉強する中で読んだ文章の内容を覚えやすくなりました。
昔であれば読んだ後すぐに忘れた文章でも、今では背景知識が土台としてあるので腑に落ちやすくなり、結果的に文章の内容ごと覚えられるようになりました。
それでも知らない分野がまだまだ多く存在するので、そういった文章を読む際には内容理解に苦労します。
その場合には、前と同じように、その分野の背景知識を日本語で理解することから始めています。
以上、私の経験を基に一般教養を土台に据えた英語学習方法を書かせていただきました。
今回の記事が英語学習におけるスランプから抜け出すきっかけになればと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!!