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第2回『なんのはなしです会談 プロジェクト路』レポート

「なんのはなしですか、の書籍化を考えているんです」

本田すのうさんからそんな相談を受けたのが10月中頃だった。

頭の中は、
本田すのうが路地裏の本出すのぅってなんのはなしですか?」
「どうかしているとしか、思えない」
だった。

とりあえず話を聞いてみて、すのうさんの本気度は伝わった。

お世話になっている工場長だ。
出来るだけ手伝いますよ、と伝えたが
「マイトンさんに頼らず頑張るので大丈夫です」とのことだった。

安心した。
であれば、私は普段通りの『なんのはなしですか』を書けばいいだけだ。


⛄️


それから1ヶ月あまり経った11月末。
すのうさんから遂に正式な企画のリリース記事が出た。


🧦 「とうとう企画出ましたね!楽しみです!」

⛄️ 「ありがとうございます!」

🧦 「実はまたコニシさんと会う機会がありそうなんで、何かあれば伝えますよ」

⛄️ 「マイトンさん、ほんとですか?コニシさんと打ち合わせしたいんですけど2人はアレなので良かったら一緒に来てくれませんか?🥹🥹🥹」


そして同じ日にコニシさんに連絡すると、

🍄 「2人はまずいからマイトン呼ぼうとしてたんだよ。お願いね」

🧦 「・・・」




そう、これがマイトンの正しい使い方。



そこから3人で日時を決めたが、その日が近付くにつれて不安が大きくなってきた。


コニシさんが工場長を前にした時、冷静に打ち合わせなんてできるだろうか。



この中にハッキリと書かれている。

工場長の髪に触りたい衝動に駆られながら理性を抑えるのには、この香りは実に厄介だった。香りのせいにしてくっつくのは私のマナーに反する。どうせくっつくのなら工場長から誘われたい。

本文より抜粋



あかん



これは絶対すのうさんの前でデレデレして、好きな作家の話とか、好きな文章の話を無限ループするに違いない。そしてあわよくばマイトンを先に帰らせて2人横浜の夜の街に消えるに違いない。

私は前回の会談を経て、その考えに確信を持っていた。


そうと決まればやる事は一つだ。


ちゃんと打ち合わせできるよう準備しよう。



🍄🧦




それから正味2時間程かけてパワポ資料を作った。普段の仕事より随分本気出した。

変態と言えば紫


特にこの画像を作るのに1時間かけた。

なかなかしっくりくる女性が現れなかった



そして、路地裏の世界観を言語化したりもした。


壁があっても敢えて寝てみたり、サングラスで見えないふりしたり、バネで飛び越えるのが路地裏

ここまで作ってふと思った。



おれは一体なにをしてるんや


と。



ただ、それと同時に笑いが込み上げて止まらなかった。これは真面目にやればやるほど面白い。



🧦🍄⛄️



そしていよいよ当日。
集合場所でコニシさんと合流した。
すのうさんは?と連絡すると、1時間前から近くにいるけど迷ったそうで最後に到着。


現れた工場長は、イメージ通りの工場長だった。


監獄学園の副会長

勝手に脳内でイメージしていた芽衣子副会長のSっ気を薄めた印象の綺麗な方だった。
そう、大事なことは2回言う。
綺麗な方だった。




良かった。

やっぱりこれは2人にしたらデレデレキノコが出るところだった。


来てよかった。
まじめに資料作ってよかったあ。



⛄️🍄⛄️🧦



打ち合わせは非常に順調だった。
必要な議論ポイントを事前に全て洗い出しておいたおかげで全て解決していく。
私とすのうさんがあーだこーだと意見を出して、最後コニシさんの意見を聞いて決めていく。

あれ、結構このチームまとまってる?

役割明確でいい感じ。


いやいや、これ仕事でもなんでもない、なんのはなしですか、だわ。


何度も冷静になっては、真剣に何を議論してるんだと笑いが起こる。

そして今回資料を準備していて、一番どうするか悩んだところがある。

それはこの本が何を誰に伝えたいのか。

結構可能性として複数考えられたので、ここをはっきりさせるのが大事だと考えた。

すのうさんの考えを聞いても、なかなか難しいですねとパッと出てこない。


そんな沈黙を破って、コニシさんが今日1番の働きをした。


「そうだよ。こういう時のためにミッション、ビジョン、バリュー、を決めたんだよ」


そして、ブレることなくこの本でやりたいことが改めて明確に言語化された。


この時ばかりは、さすがコニシさんと言わざるを得なかったが、それ以外は前回聞いた話をまたループするデレデレキノコだった。


そうか、酒が無くてもループするんだ。


でもこれは嫌なループじゃなくて何回でも聞いてられるやつだ。

あぁ、そうだ。久しぶりに小学校や中学校の同級生と出会って、当時の思い出話に花が咲く。
当時爆笑した担任のモノマネや、クラスメイトが起こした珍事件。修学旅行で起きたしょうもないトラブル。そんなネタを何回も何百回も擦り倒しても面白い。
コニシさんの路地裏に対する想いやこの3年間の軌跡はその類いに近い。

たかだか知り合って半年なのに、こんなにも濃密な思い出を共有出来ていることに気が付くと猛烈な感動を覚えた。


プロジェクトはまだまだ始まったばかり。
そして気がつけば巻き込まれていたけれど、この先に起こる展開にはワクワクしかない。

きっと、1年後に振り返った時、あぁあの記念すべき日の話しね、とこの日を振り返るに違いない。







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