神が創りし蒼き鋼の戦士
世界が俺を待っている。
早く支配してくれと。
おれの名前は蒼き鋼の戦士だ。
いや、親が付けたのは(小声で)きんにくん、だ。
なにも言うな!だからアイアンマンブルーと呼んでくれ!え?めっちゃカッコイイだろ?
そう、おれはガキのときから最強の肉体を持っていた。
特別ってやつだ。神童とも言うかな?
だからずっと神の声が聞こえていた。
「神の子よ、お前に与えた力でこの世界を束ねるのじゃ」
おれは神の声に従い 鍛錬に励んだ。
神から与えられた力は4つ。
右手に宿りしは龍殺しの拳
左手に宿りしは全てを無効化する盾
右足に宿りしは山をも崩す中段蹴り
最後に頭に宿りしは全てを貫く弾頭
いずれもおれが山に籠ってブルース・リーのヌンチャク片手に修行した結果、手に入れた至高の力だ。
少々強さのパラメータに振りすぎたせいで、脳ミソを使うことはほとんどしない。
だから普通の会社に勤めることはできなかった。
そんなおれに声をかけてきたのがワールドブルー社だった。
あのいかにも軟弱な社長を始め、腑抜けた社員の多い会社だったが、自由にやらせてくれたのはよかった。
毎週土曜日に鍛錬していると、気付けば真似して修行をする連中が集まってきた。
いつのまにか土曜サークルと呼ばれるようになっていた。
新しい事業のコンペがあって、地下闘技場のアイデアを提案した時の企画部長の顔は笑えたよ。
とりあえず挨拶代わりに頭つぶしてやったら、慌ててマイトンとかいうメガネが女とぶつくさグリーンだかなんだか言ってたな。
まあとにかく、
力は人を集めるのだ。
そして人は力を求める。
ワールドブルー社には金と武器があった。
そして何より、会社の金で『少年よ、広背筋を抱け』シリーズを全巻買い揃えられたのは大きかった。ガキの頃からずっと欲しかったんだよなぁ。
ま、まあとにかくだ。
おれは会社の中で王となり、かつて神がおれに言ったようにこの世を支配することにした。
正直あんなものがなくてもおれの拳があれば十分だと思うのだが、まあ利用できるものは使うことにした。
世界が砂に帰した時、おれはそこに広大なジムを作って後継者を育てようと思う。
娘の瞳にも相応しい男を見つけてやらにゃいかんからな。
さてと、これから忙しくなるぞ。
とりあえずスットン共和国で準備を始めるとするか。
ええと、企画が渋滞してます!
まずこちらはワールドブルー物語の続きとなります。
もはや関連する記事を貼ることも難しくなってきたので、本筋に関連しそうなところだけ貼ります。
要約すると、今回出てきた蒼衣きんにくんが、今ワールドブルーの黒幕だということです。
きんにくんの暴虐ぶりをみんながアレしてコレしてこれから戦ってくれるものと思います。
そして、きんにくんのキャラがこんななのは、アルロンさんのこの企画のせいおかげです。
わちゃわちゃしてきたけど、とりあえずアルロンさんよろしくぅ!!
もはやワーブル自体がなんのはなしか分からない状態ですよね😅
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