【小麦アレルギーひとり旅 #04】鹿児島・指宿
鹿児島県の指宿にグルテンフリーひとり旅をしてきました。
スカイマークで鹿児島へ
愛知県のセントレアから鹿児島へはスカイマークが就航しています。
今回安い時期・平日というのもありましたが、たす得で片道8,040円!
気軽に鹿児島まで行ける、本当に良い時代になりました。
約1時間のフライトで鹿児島空港に到着し、空港リムジンバスに乗って約40分で鹿児島中央駅へ到着。
みやま本舗の地鶏
鹿児島中央駅に着いたのがちょうど夕飯の時間だったので、駅ナカで早速鹿児島を味わおうと地鶏料理専門店の みやま本舗 さんに入りました。
駅でのひとり飯なので軽く親子丼でもってつもりでしたが、おひとりさまの先客が何やら焼き肉をジュウジュウといい匂いさせてたので、、つられて焼肉(焼き鶏?)に変更。
鹿児島といえば芋焼酎。(小麦を避けられる貴重なお酒)普段、家や近くの居酒屋ではクロキリを愛飲していますが、今回は赤霧島を注文。
そして芋焼酎にとても合いそうな地鶏のたたきも勢いで追加。
生のたたきは残念ながら品切れとのことで、炙りたたきを注文しました。
こちらの地域では鶏刺しは甘い醤油で食べるのが定番のようで、これとおろししょうが・にんにく・青ネギのコンビネーション最高でした。新鮮な鶏のたたきにめちゃくちゃ合います。思わず芋焼酎ガブ飲みしてベロベロになりましたが、到着即ご当地グルメを満喫できて大満足!
グルテンフリーのケーキ屋さん!
夜のおやつを調達するため、デパ地下をベロベロの状態でウロツキます。(良くない笑)
ふとみつけたSoakというケーキ屋さん、一見普通の佇まいだったのですが、もしかしてと原材料を確認させていただいたところ、なんとオールグルテンフリー!(もっとアピールしたらいいのに!)
思わぬ出会いにテンション上がりました。
グルテンフリースイーツを選ぶ酔っ払いってなかなかのレア客だと思いますが、店員さんとても親切に接客してくださいました。(うざかったと思うけどプロだなあ・・)
また、鹿児島中央駅にはお土産屋さんも充実しており、旅のお供を探したところ、鹿児島銘菓の「かるかん」の原材料が山芋と米粉中心で小麦不使用でした。
ホテルの部屋で贅沢スイーツ三昧、ひとり旅で幸せな時間です。
特急たまて箱で指宿へ
鹿児島中央駅近くのホテルに泊まり、翌日朝から一度乗ってみたかった観光特急たまて箱で指宿へ向かいます。
列車は途中海岸沿いを走ります。海越しの桜島を眺めながら優雅なひととき・・かと思いきや。
揺れがエグい・・。
車両の連結部分の近くってのもあるのか、振動音がすごくてアナウンスも何も聞こえないほど。(竜宮城がある深海に向かう過酷さを再現していると解釈します笑)
砂むし風呂
指宿へ到着。早速本旅の一番の目的地、砂風呂へ!指宿駅でレンタルサイクルをお借りして、砂むし会館 砂楽へ向かいます。
砂むし風呂では、受付後まず浴衣に着替えます。下着は脱いで浴衣だけという恰好で海岸へ。
(なんかチョットだけ恥ずかしい)
砂に蒸される時間は大体10~15分くらいが目安とのことですが、
「先日無理して1時間くらい入った高齢ご夫婦が全身やけどをしましたのでご注意ください」
という貼り紙がありました。何それこわい。
砂風呂では順番に自分の埋まる場所に案内されますが、砂浜に先客の頭だけが規則正しく並んでいて何とも言えない光景・・。
ここにどうぞーと案内された場所に浴衣のまま寝ころぶと、スコップでざっくざく砂をかけられ、あっという間に砂に埋まります。死体遺棄感すごい。
砂に埋もれるのは海水浴でよくやりますが、こちらの砂は黒く、桜島火山の溶岩から出来たものだそうです。
遠赤外線的な効果があるのか、確かに埋まってから数分で汗が吹き出し、すぐ血液が全身にドクドクと流れ出しました。普通のサウナで整うときとはまたちょっと違った、優しい快感に包まれる感じ。
スコップの人に追い砂シマスカ?と聞かれました。せっかくなのでお願いしてみると、熱いか重いどちらにシマスカ?と。じゃ重いで!と答えると、さらに砂をかけてくれて単純に重くなりました。どうですか?はい重いです!という謎のやりとりをしつつ砂に蒸される時間はとても良かったです。
(熱いを選ぶと、体の下の砂を掘って温度を上げてくれるそうです)
砂風呂を出ると浴衣ごと体が砂だらけになりますが、次に温泉に入ってサッパリして上がる、という流れです。ここで温泉に入れるというのもすごく贅沢。どこを掘っても温泉が出ると言われる指宿ならではですね。
指宿名物、温たまらん丼
砂風呂の後は指宿駅からほど近くにある さつま味 さんで、ランチをいただきます。きびなごの刺身やさつま揚げなど、メニューにとても美味しそうな鹿児島名物が揃っていました。今回は指宿ご当地グルメの温たまらん丼(板前まかない丼)を注文。
とても豪華に、きびなご、いくら、まぐろ、たいなどの醤油漬けがびっしり乗っており、その中央に温泉卵が。さらに酒盗らしきもの(カツオ?)のアクセントも効いていて職人のこだわりを感じます。漬けの味付けも申し分なく絶品。
値段もこれで税込み1,100円!?たまらん! 正直、倍取ってもいいんじゃないかという価格設定でした。
雑感
ご当地グルメ筆頭の鹿児島ラーメン、指宿ラーメンは楽しめませんが、鶏料理や芋焼酎、さつま揚げ、温たまらん丼といった名物もあって小麦アレルギー持ちでも十分に楽しめました。特に鳥刺しが本当に美味しかった。
指宿の砂風呂も最高でしたが、ちょっと遠く公共交通手段が特急のほぼ一択というのが惜しいですね。(揺れがすごいので往復はちょっとキツイ。。)
指宿は日本のハワイと呼ばれるだけあって道にヤシの木が植えられていたりととても良い雰囲気でした。
民家横に流れる水路から湯気が立っていて(もしかして全水路温泉!?)、非日常感もありました。ただちょっと看板が色褪せててシャッター商店街になってたりと、寂しい感じも・・。
いま大規模な海岸工事をしているようで、また賑わいが戻ると良いなと思います。
砂蒸し風呂は、また絶対に行きたいと思える体験でしたので、揺れない電車ができることを祈ります…