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11.迷ったときはどんどん客観的になっていけ

水瓶座の君へ(鏡リュウジ)

水瓶座のシンボルは水瓶を抱えた美少年だが、彼の手は水に触れていない。乾いたままなのだ。それは、本来水瓶座が感傷的になったり流されたりしないことを表している。乾いているからこそ、水も自由に操れる。


昔から沸点が低いというか、忍耐力がイマイチなので、理屈よりも感情による結論を出す傾向があった。これは、論語などの中国の古典に触れることで随分改善したように思ってる。また、工学の分野に進んだことも大きい。


主観は「客観の一部」だと思っているので、「自分はこう思う」で押し切る論客の行動や思考回路が理解できない。「ひとりで勝手にやれよ」という話であり、「人を巻き混むな」と常々思う。同時にそういう意見に「付いていくこと」自体は構わない。それ自体は「客観の範囲」だから。

「客観的」であり、「自由」であることの不便さは、”自分が主体になった”とき、選択肢がありすぎて、思考や行動が遅くなる。つまり、「主観的」になるのに時間がかかること。そういう意味において、「俺はバカだから」と公言する人は割と信頼できるし、相性がいいと思ってる。足りないところを補ってくれるから。





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