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これって反抗期?子どものイライラを食で改善

”うちの子ちょっとイライラしすぎ?”
”これって反抗期かしら…。”

思春期前後の子育てをしている多くのママやパパが、一度は感じ不安になったことがあるのはないでしょうか?

子どもが意味もなくずイラついていたり、
何かにむしゃくしゃしている素振りを見せることがあるかとおもいます。

そんな子どものイライラは、
年齢により原因や表現方法が異なるでしょう。

原因がわかっていればまだしも、、
そうじゃない場合、見ているこちらも不安になったり、どう対応して良いかわからず困ってしまいますよね。

今回はそんな”子どものイラつきの原因””食事から改善できること”について考え、
特に思春期前後のお子さんをお持ちのママ・パパに向けた子育て応援コラムを書いてみました。

思春期と反抗期の違いについて

思春期とは?

思春期とは、子どもから大人へと成長する移行期で、身心共に大々的な変化が起こる時期を指します。また、身体の成長のみならず、発言や態度にもこれまでとは大きな変化が現れます。

思春期と呼ばれる年齢には個人差がありますが、一般的に10歳前後〜18歳頃までとされています。身体と心の急激な変化を受け、本人自身も心に大きな負担を抱える時期と言えるでしょう。

反抗期とは?

一方で反抗期とは、子どもが精神的成長を遂げる一過程で、保護者や周囲の大人の価値観や発言に対して著しい反発心を抱いたり、矛盾や葛藤を感じやすい時期を指します。

一般的には2~3歳頃の幼児期に起るものを「第一反抗期」、また思春期頃に起るものを「第二反抗期」と呼びます。
また、小学校2~3年生頃にも反抗期のような態度が表れることがあります。

反抗期以外で考えられる子どものイライラ

子どものイラつきは○○のサイン?

1.生まれつきの性格
怒りっぽい子どもには様々な因子があると言われますが、中には子ども自身が生まれ持った特性によるものという考え方もあります。言葉を優しく言い換えれば”その子の個性”として捉えてあげるとよいでしょう。

このような場合、怒りっぽい性格は大人になるまで継続的に続くことがあるとされています。
また、思春期に突入しさらに不機嫌が増すといったケースも少なくありません。

2.養育環境
子どもの怒りっぽさと、その子の育った環境は深い関係があると言われています。
感情的な大人に囲まれて育った子どもは、自分自身が怒ることに対しても、特に悪いという意識はありません。

さらに、日頃から暴力的な映像などを目にすることが多い子どももまた、感情のコントロールに大きな影響を与えるとされます。

3.環境によるストレス
幼稚園や学校、余暇活動の場では集団生活が余儀なくされることが多々あります。
自由に過ごせる家庭とは違い、一歩社会生活へ踏み入れればそこは子どもにとってストレスの場になりかねません。
そのような緊張状態を維持する環境で人より長い時間過ごしている子どもは、ストレスを受けやすく、普段からイライラしやすかったり、感情のコントロールが難しかったりするのです。

4.栄養バランスの乱れ
ここで特に紹介したいのが、子どものイライラの原因の多くが栄養バランスの乱れから起るものだということ。栄養不足により、子どもが怒りっぽくなったり癇癪を起しやすくなると言われています。普段の食生活の見直し・改善により子どものイラつきを軽減できるのです。

キレっぽい子どもに摂らせたい3つの栄養素

人の脳内には様々なホルモンが流れています。それぞれのホルモンがバランスよく働くことで脳内(精神状態)を安定させると言われています。そんな脳内ホルモンを正しく作り出すのが、栄養バランスの取れた食事です。

イライラしやすい、怒りっぽい子どもは脳内のホルモンバランスの乱れからきていることが多いですので、食生活を見直すことでイラつきを軽減できるのです。

また、ここでご紹介する栄養素とはもちろん大人にもいえるものです。大人も子どもも、日頃のストレス軽減やイライラ緩和に役立つ知識ですので、ぜひ参考にしてください。

1.ビタミンB群

子どものイライラを頻繁に感じたらビタミンB群が不足しているかもしれません。ビタミンB群には、ストレスを軽減させ精神状態を安定させる効果がある代表的な栄養素の一つです。
中でも、ビタミンB1、B6、B12あたりは特に有用であり、またこれらが不足することにより精神や感情が不安定になり、イライラが増すと言われています

2.タンパク質

怒りっぽい子どもに特に意識して摂らせたいのがタンパク質です。タンパク質には、脳内ホルモンを作る上で欠かせないアミノ酸を多く含み、気分や情緒と深く関わり合っています。ストレスや怒りなどの抑制に特に関与している脳内ホルモンの一つ”セロトニン”の材料となる”トリプトファン”もまた、タンパク質中に含まれています。

3.鉄

イラつきを軽減させるために大事な栄養素として前述したたんぱく質と同じくらい重要なのが「鉄分」です。鉄は、精神安定に有効なセロトニンや睡眠を促すメラトニンなどのホルモンを作り出すのに不可欠な要素です。
特に、成長過程での脳や筋肉の発達、また骨の成長に伴い大奥の鉄分が消費されるため、特に意識的に摂取したい栄養素と言えます。

まとめ

いかがでしたか?今回は、子どものイラつきで考えられる原因やイライラを軽減させるのに有効とされる栄養素について書きました。
”最近、子どもがなんかイライラしてるな?”と感じたママやパパは、まずは食事の見直しからしてみてください。多くの子どもの怒りっぽさは栄養摂取で改善されます。

次の記事では、前述の栄養素を取り入れた簡単レシピを配信予定ですので、ぜひご覧ください。

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