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【CS優勝】黒単デスザークについて
※この記事は当初解説記事の予定でしたが、諸般の事情により半ば筆者の日記のような内容となっています。文章のクオリティも低いです。ヒマを持て余しかつ心の広い人以外の閲覧はお勧めしないことを先にお伝えしておきます。
こんにちは、しゃいせと申します。
3月13日のコンプオフ山室CSにて、黒単t青デスザークを使用し優勝という結果を残すことができました。
Twitterにてその旨と構築をツイートしたところ、たくさんのいいねやRT、コメントなどをいただきました。遅まきながら、あらためて本当にありがとうございます!
登場から4年余りが経ち尚も環境と渡り合い、プレイヤーの力量を試し成長させてくれるこのデッキが僕は大好きです。だからこそ多くのひとにデスザークを使ってほしいし、さらなる活躍が見たいと願っています。
そこでふたたび解説記事を発信し、このデッキを理解してもらい、愛用してくれたり、CSに持ち込む人が増えればと思い筆を進めていた……のですが。
先日身内のひとりから「記事の内容を抑えてほしい、対策する側の人間から情報を抜き取られるのを防ぐため公開も遅らせてほしい」との連絡がありました。
正直コイツは何を言ってるんだ? という気分でしたが、確かに彼は現代におけるこのデッキの方向性(後述します)をいち早く実践しCS優勝も果たしており、事実として僕もその理論を吸収し結果を残すことができたため、ひとまず従うべき道理が無くはないと考えました。
しかしもちろん僕の意向には反しているし、なんのメリットもないため理由を聞いたところ
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/74810517/picture_pc_c0e058aa51e9875fa41dce4f511e60fc.jpeg?width=1200)
やだイケメン……溜飲を下げることにしました。
ここで最初に書いた注釈に戻りますが、つまりこの瞬間から、記事をめぐる様相として「デスザークはいいぞおじさんvsこのデッキの強みを知られたくない身内vsダークライ」という構図になったため、あまり踏み込んだことは書けません。なおかつ、意図的に優勝報告からかなり期間を開けての公開とさせていただきました。充分に前置きが長くなりましたが、先にお詫び申し上げます。
ひとまず、この流れを基に僕が言いたいのは、デスザークが現代でも大型大会へ持ち込むに値するポテンシャルを持つこと、そして構築などよりもメソッド(方法論)を知ることのほうがずっと大事なデッキであるということです。
構築に関しては、かつてのオカルトアンダケインや零龍ギャスカがそうであったように、僕は後述する52枚すべてが現在の黒単デスザークの固定枠であり、(何かしらの強化がない限り)数枚差し替えざるを得ない環境ではそもそもこのデッキを握るべきではないと考えています。更なる最適解を求めるのは悪魔の証明だと言えるほど、僕はこの構築に自信を持っています。
ですからこの記事では、デスザークを握って勝つために必要なたったふたつのヒント、それだけを残しておこうと思います。
1. 3ターン目にやるべきこと
2.ヴォーミラ不採用理論
どちらも答えではなく、僕の経験から出せるヒントに過ぎません。この記事を読んでくださったひとが、このことを頭の片隅に置いて、今後より快適に無月の門を開いてもらえることを祈って筆を執ります。
※基本的な動きや各種カードの役割、構築理論は前回の記事(https://note.com/without34/n/n5d6dd691b1de)と共通することが多いため、そちらと併せてご覧いただくことを強く推奨します。
1. 3ターン目にやるべきこと
ひとまず当日の構築と戦績は以下の通りです。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/74224726/picture_pc_5afbff3d8eaf61a6b8f6e05ca299f768.jpeg?width=1200)
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/74224746/picture_pc_ef899bd97658c4723570aa639f7f9830.jpeg?width=1200)
まず知っておいてほしいことは、このデッキの正体がアグロ零龍だということです。
当然、従来のデスザークが得意とする、ラビリピト+ガリュザークで安全に盾を詰めるプランは未だ強力なのですが、それを目標とする対面は現在ドラグナー系統のみと言って良く、零龍卍誕と全ハンデスをチラつかせながら粘っこい打点で顔を殴るのがメインの動きとなります。
僕は今まで「ラビもしくはガリュが引けてないし対面5cだし殴るのはやめておこう」とか、「ドラサイ踏んだら打点足りないけどターンを返すとロージアカツキングでぐちゃぐちゃにされそう」という状況で日和った結果おそらく100回は負けてきました。
一見するとラビリピト+ガリュザークが刺さりそうなアナカラーダークネス対面でも、圧倒的なリソース差があるため全ハンデスなどめったに決まらず、ダイパ殺デーやブラックサイコでヴォガイガやグリギャンを刈り取られ、うっかり捲れたポクタマで成仏するのがよくあるオチです。
ただし、今挙げたどちらの例も、早期に盾を詰めておくことでケアできる、もしくは裏目を踏ませる確率が上がります。ドラゴンズサインは射出先が無ければ死に札ですし、アナカラーダークネス対面はガルラガンザーク+横並びで圧殺するプランが非常に強力です。
今このデッキで勝つためにまず必要なのは、「デスザーク=除去とロックで安全に勝つデッキ」という概念を捨て去ることだと思います。多くの場合、勝ち確盤面を目指すのが最も勝ちから遠のく行為です。リスクを背負いドゥリンリで殴りましょう。
2.ヴォーミラ不採用理論
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/78890108/picture_pc_65fc192432ef3e8f8e8b768293c00ca6.jpeg?width=1200)
「ヴォーミラ不採用なのなんで?」という質問やツイートをいくつかいただきました。せっかくなので改めて書いておくのですが、答えは「役割が他のカードと被っており、尚且つその中のどれよりも弱い」からです。
「墓地の魔導具を使い回すシステムクリーチャー」という性質はパーフェクトダークネスに奪われているし、「ラビリピト+ガリュザークを繰り返すための必須パーツ」「腐っても墓地を3枚肥やす魔導具」の役割は無限皇帝の顕現で事足りるのです。
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/78898978/picture_pc_85c1ae5586ea07c7736701a80b7453b0.jpeg?width=1200)
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/78898994/picture_pc_1349bc2edb1eb211b1578d507a259c82.jpeg?width=1200)
特に無限皇帝とのスペック差が顕著で、「4ターン目ヴォーミラ→5ターン目ドゥポイズでドルスザク壊して墓地からグリギャンあたり蘇生」などの、従来のデスザークが2ターンかけて行なっていた動きを無限皇帝は4ターン目に単独で行うことができます。(復活の儀込みでこのカードは最大5枚墓地を肥やすことができる)
逆にもし、まだ無限皇帝を試したことがないという方は早急に回してみてほしいです。非魔導具であることなど全く問題ではありません。デッキのヴォーミラ全部抜いてこのカードを採用するだけで2ターン早くゲームが出来ます。
3.まとめ
ご覧いただきありがとうございました。僕が出せる情報としては要するに、
「殴ってコントロールするという考え方を持つ」
「無限皇帝の顕現を買う」
このふたつが今のデスザークを楽しむうえでマストだということです。
ぜひお試しください。失礼しました。