「知らなかった」が選択肢を広げる|メンバー(卒業生)インタビュー③ゆめや
みなさんの中に「将来の選択肢が広まるから」という理由で進路選択をした経験のある人はいますか?
もちろん、その考え方はすごく大切だと思いますし、私もその気持ちで進路選択をした経験があります。
でも、もし「もっと早くに自分がやりたいことに気付けて、そのための勉強に時間を費やせたら」と思う方もいるかもしれません。
今回インタビューしたwith OKINAWAの卒業生「ゆめや」は、まさに「知らなかった後悔」を経て、たくさん学んだり、経験するための大学生活を送ったらしく、その一部にwith OKINAWAの活動もあったといいます。
およそ1年間のwith OKINAWAでの経験に触れながら、ぜひゆめやの考え方に注目して読んでみてください!
自分を見つけるためのチャレンジ
ーーー早速だけど、ゆめやはwith OKINAWA以外にも、いろいろ挑戦していたり多趣味だったりしたと思うんだよね。そもそも団体に入る前ってどんな人だったの?
正直中学生の時までは、本当に「フツウ」の人間だったんだよね。
特に勉強もできないし、スポーツもできないし。「俺=〇〇」みたいなのがなくて、それが嫌だった。
だから、高校生から「自分」の模索のためにいろんなことにチャレンジするようになっていったの。
例えばマジックとか、ルービックキューブとか、ボーリングとか、大学に入ってからはギターにも挑戦したし。
それから、大学では個人でInstagramの運用もしたね。これは成長も結果もしっかりついてきた取り組みだったと感じている。
ーーーなるほどね。そういった挑戦の一部が、with OKINAWAだったってことかな。でもそうなってくると、with OKINAWAの「沖縄のために」みたいな活動意義には、どう感じていたの?
もちろん、そこにも意義を感じていたよ。
大学に入って、友達が、その子のおばあちゃんの戦争体験を語る活動をしていたんだよね。
それを聞いて「今まで戦争体験の話を『授業とか学校行事の一環』として捉えて、なんとなくこなしていた自分」とか「沖縄のことを全然説明できない自分」がすごく恥ずかしく感じた。
だから、自分も沖縄をもっと知りたいし、発信していきたいと思ったんだよね。
ーーーなるほど。だから、with OKINAWAを知った時に選んでくれたんだね。団体を知った経緯や、その時どう考えて参加を決めたか教えてくれる?
団体を知ったきっかけは、メンバーのかずきと就活のための合同説明会に行った時だよね。
かずきとは大学の友達で、たまたま合同説明会に一緒に参加した時に、さむと待ち合わせするからって言っていて。その時に、「あの子誰なの?」って会話から、with OKINAWAを知ったの。
最初に思ったのは、「大阪の人が沖縄を発信しているなんてすごい」ってこと。だって自分はこれまでずっと沖縄に住んでいたのに、発信できていなかったから。
そこからさっき言った『自分も沖縄について発信したい』って想いと、あとは「個人のSNSで結果を出した経験はあるけど、社会人になるともっと組織で成果を出すことを求められるだろうな」と思っていたから『組織で行動する時に必要とされることを知りたい』って気持ちから、入ることを決意したね。
ーーーなるほどね。「組織で行動する」っていうところは、就活を意識していたグッドタイミングで出会えたからこそかもしれないね!
「知らなかった」ことに気づいてほしい
ーーー団体内ではどんな活動をしてくれていたかな?
一番力を入れていたのはInstagramの運用だね。
あとはインタビューやその記事の執筆、イベントの運営だったり、企画にも携わったかな。
ーーーそうだね!Instagramは立ち上げからやってくれて、今では一番認知度の高いSNSだし、何よりたくさんのメンバー希望者の入り口にもなったよね。
そうだね。Instagramを見てメンバーになりたいって言ってくれる人がいるのは、やりがいでもあったね。
俺は結構、「結果のために必要な行動だから」とか「やるって決めたから」ぐらいの理由で、やるべきことはやれるタイプなんだよね。
だから正直、Instagramの投稿やストーリーも「こなしている」みたいな時期もあった。
でも、Instagramを見て「with OKINAWAに入りたいです」って言ってくれる人が来てくれたことで、「自分の行動で、誰かの挑戦の背中を押せた」って感じられて、それがやりがいになっていった。
学生団体に入る決断って、「変わりたい」とか「挑戦したい」とか思わないとできないから、そういう大きな心境の変化を作れたことがすごく嬉しかったね。
↓ゆめやが運用していた際の投稿の1つ
ーーーなるほどね。ちなみに、ゆめやはInstagramとかインタビューの発信を、どんな人に届いて欲しいと思って活動していた?
すごく個人的だけど、昔の俺みたいな人に届いてくれるといいなと思っていたかな。自分に何の取り柄もないと思っている人。
そういう人に「自分の知らないことっていっぱいある」って気付いてもらって、いろんなことを知ろうとするきっかけに、自分の活動がなっていたらいいなって考えていた。
俺の場合、友達が沖縄戦の伝承をしているのを知った時に「沖縄のことを何も知らない」って気づけたんだよね。
だからこそ色々知ろうと思ったし、沖縄のことを知る中で他のいろんなことにも気付けた。
そうやっていろんなことを知っていけたから、自分の選択肢の幅も広がったと思っているんだ。
ーーーなるほどね。「選択肢の幅を広げるためにいろんなことに興味を持って欲しい」てことだよね。ゆめやがそこまで「選択肢の幅」みたいなことを重視する理由ってあったりする?
うん。実は、今の大学の経済学部を選んだことを、ちょっと後悔しているというか…。
進路を決めた当時は、特にやりたいこともなかったから「卒業後どんな道を選んでも大切になる『お金のこと』を学ぼう」って感じで、とにかく幅広く進路を選択したんだよね。
でも今思うと、マーケティングとかプログラミングとか、もっと専門的なことを集中して学んだ方が良かったかもなって。
ただこの選択を「後悔」とは言いたくなくて、そういう気持ちがあったからこそ、大学ではいろんなことを学ぼうって気持ちになれたし、そのおかげで東京に就職する選択とか、文系だけどプログラミングを使う仕事に就く選択をできたんだよね。
とはいえ、いろいろ知ることはやっぱり大事だと思っているし、誰かをそれになるべく早いタイミングで気付く人を増やせたら、とは思っていたね。
ーーーなるほどね。「無知の知」なんて言葉もあるけど、それが何かを知ろうと思うきっかけになるのは、私にとって新しい気付きだった!最後に、with OKINAWAに入るか迷っている人に一言メッセージをもらえますか?
with OKINAWAは、自分の足りない部分に気付けて、そこを成長させられる場だと思っています!
例えば、with OKINAWAではミーティングの司会(ファシリテーター)を順番に回していくって制度があるんだけど、その度に「今団体で何を話さなきゃいけないんだろう」「この議題をどの順番で話したらいいんだろう」って考えるんだよね。
俺は団体に入るまで、司会の役割とか、議題を事前に考えておいた方がいいとか全然知らなかったんだけど、そういうことを知れた上に、実際議題とかその順番を考えるところまでやれたのね。
だから、「知らなかったってことを知る」こともできるし、それを「実践的に成長させる」ってこともできた。だから、すごくオススメだと思う。
それに、将来的にやりたいことの一つに「人のきっかけづくりをしたい」っていうのがあるんだけど、これはまさにwith OKINAWAの活動で確信した部分だったんだよね。
さっき話した、自分の投稿で「メンバーになりたい」ってDMを受け取った経験がすごく嬉しくて、「将来もこういうことをしていきたいな」って思えるようになった。
そういういい経験ができるのが、with OKINAWAだと思います!
ーーーそうだったんだね!インタビュー、そして一緒に活動してくれてありがとう!
おわりに
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
今回聞けたゆめやの考え方の中で、一番共感し、大切だなと思ったのが、「『もっとこうすれば良かった』と思う気持ちはあるけど、それを『後悔』とは言いたくない」ということ。
ゆめやのように、後悔したくなる現状でも、できることから取り組んで、次の選択の場面で後悔しなくなるために必要なことを考えていくことが、後悔しないための秘訣なのかなと思います。
その行動が、人によっては学校でめちゃくちゃ勉強することかもしれないし、早い段階から就活を考えることかもしれないし、いろんな大人にあって、人生について学ぶことかもしれません。
その中の一つに、with OKINAWAという選択肢もあると思います。
ぜひ、自分のチャレンジの場になるかも、と気になった方は、TwitterやInstagramからお声かけください。