メモ:Willの中身
リクルート発祥(らしい)Will-Can-Mustというフレームワークがあります。
会社の後輩と話していて思ったのですが、この「Will = やりたいこと」は、
A:Whatへのこだわり - 自分の思い描く理想を実現したい
B:Howへのこだわり - 自分の思うようにやりたい
…という2つの評価項目を内包しているのではないかと。
この2つの評価項目における、
絶対的なウェイトの大きさ or 小ささ
評価項目感の相対的なウェイト比
…は人によって異なり、そこに状況や立場への適合性はあっても普遍的な優劣はないように思います。
例えば、絶対的なウェイトが大きい人はこだわりが強い頑固者になりがちですが、そういう人だからこそ理想の実現に対して邁進する動機もまた強くなることが期待できそうです。
逆に絶対的なウェイトが小さい人は、柔軟な分、現状追認に走りがちとも言えます。
こだわりがWhatに寄ってる人は「郷に入っては郷に従え」という形でやり方は柔軟に合わせることができそうですが、結論についてはがんこさを発揮しやすいかもしれませんし、目標転換について強い抵抗を示すかもしれません。
こだわりがHowに寄ってる人は俺流を貫き通そうとする面倒臭さがあるかもしれませんが、やり方への裁量を確保できているならば状況変化に柔軟に対応してくれそうですし、最終的な結論にも良い意味でのおおらかさを発揮してくれるかもしれません。
どちらにも中立的なウェイトはバランスが取れているとも言えるし、どちらも一定以上満たされていなければ不満を覚えやすいという意味でバランスが難しいとも言えます。
そもそも、上位概念におけるHowは下位概念におけるWhatだったりして、この2つを明確に識別することは困難かもしれません。
それでも、自分やコミュニケーション相手のWillがWhat寄りなのかHow寄りなのかを把握しておくことで、後から振り返って不本意だった意思決定を下してしまったり、余計なコミュニケーション・ストレスを生んだりする事態の回避に役立ちそうだな…と思ったので、メモしておきます。
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