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月1万円から始められる「企業向け不妊治療と仕事の両立に関わるお悩み相談サービス」を開始します!

※こちらのサービスは料金体系の見直しを実施致しました。詳細は弊社HPよりお問い合わせ頂けますと幸いです。(2023年10月追記)

こんにちは。
「不妊治療で退職を余儀なくされる人ゼロの社会を実現する」とミッションを掲げて具体的にビジネスプランを練り始めて早4ヶ月。
未だに「それ絶対流行るよ!今すぐ売った方がいいよ!」満場一致で推してもらえるような事業モデルが出来上がっている訳ではありません。
不妊治療領域の最大のハードルは、不妊治療と仕事の両立の大変さを不妊治療に取り組む当事者以外の人はほとんど知らないことだと思います。

だからいくら「不妊治療と仕事の両立で悩んでいる人がこんなに沢山いるんです!これは社会課題です!」と企業や投資家の方に訴えかけてもイマイチ刺さらない。
でもじっとしていても社会の不妊治療に対する理解が進むわけではありません。
そこで創業間もない一人株式会社でも出来ることから始めてみたいと思っています。

不妊治療の基礎情報

まず不妊治療って何がそんなに大変なのか?基本情報から整理したいと思います。

不妊治療患者の割合

不妊を心配したことがある・または不妊治療をしているカップルは5.5組に1組と言われています。
また2022年4月からの保険適用化に伴い、不妊治療患者はこの1年で30%も増加したとの報告もあり、不妊治療に取り組む人口はどんどん増えているのが実態です。
実際にこの活動を始めてお話をさせて頂いた企業のご担当者の2人に1人はご自身も不妊治療に取り組まれていました。

退職率

こんなに不妊治療に取り組む方が多い一方、実にそのうちの16%の方が仕事との両立が困難という理由で退職されています。転職や職種転換も含めると更に多くなります。
その理由は、不妊治療クリニックへの通院頻度が多いことが主な要因です。一般不妊治療は月に2〜6回、更に高度な生殖補助医療になると月に4〜10日の通院が必要になります。
しかも通院のタイミングは、排卵周期やホルモン値等に左右されるため、予め通院スケジュールを立てておくことは困難なのが実態です。

多くの企業は「ダイバーシティー推進」、「女性管理職比率向上」と目標を掲げているにも関わらず、次世代の経営を担うであろう層の女性達の望まない離職がこんなにも発生しているなんて課題以外の何物でもないと私は思います。

不妊治療者の葛藤

不妊治療をされている方の悩みは本当に深刻です。
月に何度も治療のために通院しなければならない、薬の影響で体調不良も起こるし、治療そのものも痛みを伴う時もある。
保険適用にはなったけれど治療費もかかる。
周りの友人・同僚は妊娠・出産ラッシュで、どうして自分だけできないのか早く出産しないと妊娠適齢期が過ぎてしまう、というプレッシャーが常に付き纏う。
一方で昇進し、仕事の責任もどんどん大きくなり、自分が欠けた時の影響範囲を想像すると100%治療を優先することに罪悪感を感じてしまう。
勇気を出して同僚や上司に不妊治療をしていることを打ち明けたのに何も具体的なサポートはなく、むしろ陰口まで言われることまである。
結局重要な会議と通院日が重なってしまい、貴重な月に1度の妊娠チャンスを逃して落ち込む、こんなことの繰り返しです。

月1万円から始められる「企業向け不妊治療と仕事の両立に関わるお悩み相談サービス」

企業人事やマネジメントの皆さんは「そうは言っても不妊治療ってセンシティブな話だし、そもそも治療を公にしたい人って少ないんじゃないの?」と思われるかもしれません。
勿論進んで職場に公表したいようなトピックではないと思います。
でも進んで公表したくないのは、公表しても本当に職場が応援してくれるか分からないから、心理的安全性がないからだと思います。

そこで、社員様向けの「不妊治療と仕事の両立に関わるお悩み相談サービス」を立ち上げました。
サービスのポイントは以下です。

  • 不妊治療中の方・これから治療を始めようと考えている方向け:不妊治療経験のある外部のコンサルタントに対してであれば安心してお悩みを相談できる

  • 企業人事・マネジメントの方向け:弊社から提出させて頂く月次レポートを通じて社員の不妊治療と仕事の両立に対する課題を把握出来る為、早期に課題検知・施策実行が出来る。弊社としても、クリニック・カウンセラーのご紹介、コンサルティング(業務オペレーション、人事制度整備)、不妊治療に関するセミナー開催等、各種サービスを取り揃えておりますので、施策実行の伴走支援もさせて頂けます(オプションサービス)。

既存の「お悩みサービス」は、医療機関や妊活カウンセラーとの治療面・メンタル面の相談がメインですが、弊社は「どうしたら不妊治療と仕事を両立しやすくなるか」ということを、不妊治療をされている社員さんの悩みを起点に企業の皆様と一緒に考え、実現していくことを目指しています。

そして、もう一つの推しポイントは料金です。
月額費用1万円で導入可能、あとは実際にご相談頂いた実績に合わせた従量課金でのご提供となります。(上述ベーシックプラン)
更に絶賛サービス立ち上げ期ということで、2023年5月末までにお申込み頂いた企業様限定で、導入後半年間はご相談件数に関わらずベーシックプラン無料とさせて頂きます!(上述オプションプランは別料金となります)

本事業に対する思い

別の記事でも書かせて頂いたのですが、この事業を立ち上げようと思ったきっかけは私自身の不妊治療にあります。
https://note.com/with_gypsophila/n/nc7139f790c6a
通っていたクリニックや情報収集のために始めたTwitterを通じて、私以上に大変な思いをして仕事をされながら不妊治療に取り組む方が本当に多いことを痛感しました。
不妊治療に向き合うだけでも辛くて苦しいのに、それが原因でこれまで一生懸命取り組んできた仕事までも辞めなければいけないなんて過酷すぎると思います。
きっと社会、企業があと少し不妊治療をされている方に歩み寄り、安心して不妊治療に集中できる職場環境を提供して下さりさえすれば、不妊治療の負荷は大きく軽減されるのではないかと信じています。
本事業を通じて、お子さんを持ちたいと願う方がキャリアを諦めなくて良い世の中の実現に少しでも貢献できたらこれ以上嬉しいことはありません。

僭越ながら、本取り組みに共感頂けた方は本noteへのいいね、シェアを頂けたら本当に嬉しく思います!
そしてご興味を持って頂けた企業様、また「私の会社に導入してほしい!」と感じられた社員の皆様、ぜひgypsophila.inc@gmail.com、あるいはhttps://twitter.com/GypsophilaIncまでお気軽にご連絡頂けましたら幸いです。
ご高覧有難うございました。








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