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竹内まりや - 恋の嵐 - 1986

旦那さんの達郎さんは取り上げてたけど、まりやさんはまだでしたっっ

数年前に出雲大社に行った時、目の前がまりやさんのご実家の旅館でした。お高いので、宿泊は出来ませんでしたけど。

さてさて…まりやさんは高校の時、交換留学生で一年間アメリカの高校に通い、その時にコーラス部に所属していたそう。その後、上京して慶應義塾大学に通い、オールジャンル・バンドサークル(音楽バンド同好会)に籍を置き、バック・コーラスなどを担当されていたとのこと。

んでもって、そのサークルの先輩にナイアガラの杉真理さんがいたりして。で、杉さんのソロ活動をキーボードやコーラスでサポートしていたそう。
当時は歌手になる予定もつもりもなく、音楽雑誌の編集者になることを考えていたそうですよ。

1978年にビクターの「ロフト・セッションズ (1)」というものに参加し、下記の曲を録音して、後にシングルカットされることに。

「ハリウッド・カフェ」1978

「8分音符の詩」1978

で、そのまま流れで歌手デビューと相成ったみたいです。

「戻っておいで・私の時間」1978

この曲が実質上のデビューシングルですね。

「ドリーム・オブ・ユー 〜レモンライムの青い風〜」1979

キリンレモンのCMソングでした。

「September」1979

これは三枚目のシングル、チャートインしての初ヒット。音楽祭の金賞を取り、サンレモ音楽祭にも出場して、その年のレコード大賞の新人賞も取ることにりました。

「不思議なピーチパイ」1980

資生堂のCMソングに起用されましたね。この曲で、「ピーチパイ」って何だろう?ってなりましたw 当時はそんなお洒落なお菓子とか、一般的ではなかったんですよ。

今の時代と違ってね、パイはまあ海外の食べ物だって認識で、森永のエンゼルパイとか源氏パイくらいで…マキシムのナポレオンパイとかが銀座で売ってるというのは何か話に聞いてはいたけれど、その辺のケーキ屋さんとか、デパ地下の土産菓子などではまだ売られて無かったんですね。(ミルフィーユパイとかあったかもだけど)

いわゆるセレブしか知らない、一般人には未知のお菓子でした。アメリカの映画やテレビでチェリーパイは聞いたかな。

資生堂 1980 CM

CMガールはマリアンでした、懐かしいなあ…可愛かったけど、今何しているんだろ。

この頃から作詞作曲も初めて、自分の歌を歌うシンガーソングライターとしての顔を見せていくことになりました。そして楽曲提供も多くするように。

河合奈保子「けんかをやめて」1982

セルフカバー

薬師丸ひろ子「元気をだして」1984

セルフカバー

岡田有希子「恋、はじめまして」1984

中山美穂「色・ホワイトブレンド」1986

セルフカバー

中森明菜「駅」1986

この曲は、それまでのまりやさんの曲の雰囲気、作られてきた曲と、かなり違ってましたねー 火曜サスペンス劇場? だったか…確かに時間ドラマのエンディングに使われました<セルフカバーの方

明菜ちゃんのために作られた曲ですが、明菜ちゃんの歌唱が山下達郎氏のイメージと合わなかったみたいで、歌う事に難色を示して、まりやさん自身に唄うことを促したらしいですが…

いやさ、明菜ちゃんは明菜ちゃんなりに、この歌の歌詞とか世界観をちゃんと咀嚼して理解した上で表現しているのだと思うのですが。うん、それが明菜ちゃんの歌い方だから。

まりやさんは感情を込めずに淡々と歌ってる感じで、それが悪いとは言わないけど、明菜ちゃんという歌手を理解しないで曲を提供したんかい!って、文句を言いたくなりましたよね、当時は。

私的にはこの歌詞、この内容なら、あの明菜ちゃんの歌い方になるのは納得なんですけどもっっっ

「Let’s Get Married ( 本気でオンリーユー )」1984

「Plastic Love」1984

この曲は数年前に、YouTubeをきっかけに海外でブレイクしましたね。シティポップの代表曲みたいな感じで。

「シングル・アゲイン」1989

「告白」1990

「駅」→「シングル・アゲイン」→「告白」と、火曜サスペンス劇場のエンディング三部作。大人の女の苦悩と過去への思慕と追憶って感じです。

「マンハッタン・キス」1992

家に帰ろう(マイ・スイート・ホーム)」1992

なんかドラマの主題歌でした。それ以外でもCMとか色々と使われた気がする「冷蔵庫の中で凍り付いた愛をあたためなおしたいけど…♪」というフレーズがとっても印象的です。

「純愛ラプソディ」1994

「今夜はHearty Party」1995

これはケンタッキーのCMに使われました。クリスマスセール?キャンペーンみたいなの。

【KFC】 ケンタッキーX'mas CM総集編
「すてきなホリデイ」DXエディション 【全25種】

そうそう、パーティバーレルだった! この円形のは買ったことないけど

…で、たくさんあるまりやさんの歌で、私はこの歌が一番印象に残っていると言うかー 好きかなー

「恋の嵐」1986

ドラマ「となりの女」の主題歌でした。確か主演が大原麗子さんでしたが内容、覚えてないwww はははははは

さて、まりやさんの曲の良さって、女性の等身大の気持ちを歌ってるとこでしょうかね。曲もシンプルで、決して複雑なメロディとかでは無くて、ともすると、あの歌とこの歌がごっちゃになっちゃって、ある歌を歌い始めたら、まりやさんの別の曲になっちゃう…

なんて、メロディに類似点があったりして、区別に迷うとこもあるけれどw でも重たくもなく、軽すぎもなく、適度に可愛らしい主人公たちをイメージ出来る。それは決してドロドロしてない、優等生とか可愛い子ちゃんたち。

適度に共感出来て、奥深く入りすぎない距離で付き合える、そんなわりと平凡でケガレのない、クラスに一人はいるいい子ちゃん。男性ウケはいいんだろーなって…そんな女子の人生だなって、はい…ちょっとした悩みとか出来事に一喜一憂している、わりと周囲から大事にされて守られてきたような、言い方悪くすると苦労知らずな良家の子女って感じ?

そういう女の子が、大人の女性になって繰り出す感情のポエム。ハッピーな人生のワンシーンとかとか、だからまあ、聞き流すにはいいんですよね。感情移入して、自分になぞらせてどっぷり入りこむ歌詞ではないし、浄化や慰めのために聞く曲ではない。楽しいときやハッピーなとき、愛された少女時代やそういう楽しさや悦びの時を懐かしんで聞く曲…

…みたいなー 

そういう意味で、ライトなシティポップでありイージーリスニングで楽しく軽く、心に負担なく聞ける音楽なんですよね。 

「いのちの歌」2012

なので聴きやすいシンガーさんです。決して否定しているわけではないですよ~! もちろん好きですし、素晴らしい才能豊かなライターさんだと思います。彼女の作る歌、世界観は、彼女にしか書けない、作れない…これまた唯一無二のオリジナルで、多くの人にギフトされるべきミューズの晩餐だと思うです。


他blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。

「My Favorites〜音楽のある風景」
 2021/11/15 掲載記事より転載


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