The Righteous Brothers - You've Lost That Loving Feeling / ふられた気持ち - 1964
エヴァリー・ブラザーズを出したら、ライチャス・ブラザーズのことも忘れてはならんだろうってことで、ハイ。
で、ブラザーズとはいうものの、兄弟ではありません。ビル・メドレーとボビー・ハットフィールド、血縁関係はないコンビつかデュオ。このあたりはブラザーズ・フォアと同じ。兄弟という意味ではなくて、同士って意味合いになるのかな<ブラザーズ
ライチャスというのは彼らの歌を聞いた黒人から、「正しいソウルがあるね」と言われたことでの命名由来だったり。
彼らというと、映画「ゴースト ニューヨークの幻」で使われたコレ、基本この曲ですかね。
「Unchained Melody / アンチェインド・メロディ」1965
…が真っ先に思い浮かびますわね。
彼らのことは知らなくても、この曲は知ってる、聞いたことある…って人は多いと思うし。
とはいうものの、映画自体はあれほどヒットしたのに、見たことがない私っっ
ウーピーのシーンは、パロディなんかで使われてたし<みなさんのおかげです
轆轤を回す感動のシーンは、映画名シーン百選みたいな番組で何度も見てるけど…触手が伸びなかったのは、主演の女優デミ・ムーアがあまり好きではなかったから。
「Ghost / ゴースト ニューヨークの幻」1990
で、私は彼らの曲というと、こっちの方が好きです。
「You've Lost That Loving Feeling / ふられた気持ち」1964
この曲はホール&オーツもカバーしてまして…
Daryl Hall & John Oates カバー 1980
こちちもヒットしています。
そっちもいいけど、
やはりオリジナルの方が私は好きかなあ。
いかにもな、フィル・スペクター節。
(デイブ・スペクターじゃないよ)
この多重録音が曲のサビ、後半部分を盛りあげます。
うん、この盛りかた嫌いじゃない…好きだぜよ。
最初この曲を聞いたときは、黒人グループだと思いました。
「アンチェインド・メロディ」もそうなんですけど、モータウン所属のグループとか、プラターズやドリフターズとか…彼らが歌っていると錯覚するメロディで、ヴォーカルスタイルだったとですよ。
なので、白人のデュオということで驚きました。
黒人でないのにソウルフル。
しかも、別に彼らを憧れて真似してってんでもない。
だからこそのブルーソウルなんですけどもね。
それとこの曲は「トップ・ガン」にも使われたそうですが、やっぱり「トップ・ガン」も見てませんっっ
映画「Top Gun / トップガン」1986
「Soul & Inspiration / ソウル・アンド・インスピレーション」1966
「You'll Never Walk Alone」
「Rock And Roll Heaven」1974
「I Believe」
「Just Once In My Life」
やがてビルが独立し、事実上の解散に。
残念なことに相方だったボビーは、麻薬のオーバードーズで2003年に亡くなってしまったとのこと。
奇しくもその年にロックの殿堂入りしたんですけどねっっ
「(I've Had)The Time Of My Life」1987
この曲は映画「ダーティ・ダンシング」で使われました。
どっかで聞いた特徴的な声だと思ったら、ビル・メドレーの声。ジェニファー・ジョーンズとのデュオでした。
映画「Dirty Dancing / ダーティ・ダンシング」1987
ジェニファーは、ジョー・コッカーとの「愛と青春の旅立ち」でのデュエットでも有名ですね。
でもって「ダーティ・ダンシング」も、パトリック・スウェイジが主演。「ゴースト」もだし、ライチャス・ブラザースと縁があるのね<パトリック
Patrick Swayze ft. Wendy Fraser「She's Like The Wind」
The Righteous Brothers perform Rock and Roll Hall of Fame inductions 2003
白人ながら、多くの黒人たちが認める、ソウルな曲を歌える貴重なデュオでした。
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「My Favorites〜音楽のある風景」
2020/11/20 掲載記事より転載
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