岡田有希子 - 哀しい予感 - 1985
可愛かったですよね、彼女。
愛くるしい…と言う表現がピッタリの女性でした。
新聞の一面に掲載された、衝撃的な写真は、あの朝の記憶と共に今も脳裏に焼き付いています。
「ファースト・デイト」1984
この曲がデビュー曲でしたね。竹内まりやさんの曲。声がとても可愛くって、笑顔がとてもキュートで、この頃はあどけない感じだったなあ…
グリコ・カフェゼリーCM
グリコ協同乳業「カフェゼリー」のCMソングでした。
「リトル・プリンセス」1984
小学3年生の作文で「画家、漫画家、小説家」になりたいと書かれていたとかで、何かを表現する仕事に憧れていたとのことです。段々とお芝居とか歌手やタレントにも興味を持つようになり、小6の時に地元のラジオ番組に出たり、中学生になってからはホリプロ・タレントスカウトキャラバンやドラマのオーディションに挑戦するようになって、子役として「中学生日記」のエキストラにも出演しました。
そして中二の時、「ニコン フレッシュギャルコンテスト」に応募し、準グランプリに選ばれ、その後写真モデルも経験。
で、1982年「スター誕生」に出場し、学校や家族の反対を押し切り、翌年に決戦大会で合格したことから芸能界入りすることに。
「恋、はじめまして」1984
正確なタイトルは「-Dreaming Girl- 恋、はじめまして」でした。そして、トレーシー・ウルマンのパクリって言われてたなあ、この曲。
Tracey Ullman 「They Don't Know / 夢見るトレーシー」1983
グリコ・セシルチョコレート CM
江崎グリコ「セシルチョコレート」のCMソングでした。
「二人だけのセレモニー」1985
懐かしいですね、「ザ・ベストテン」。
「Summer Beach」1985
いきなり髪をバッサリ切っちゃいましたね~ ポスト松田聖子と言われてましたが、かまちんカットからショートも同じ路線だったかなあ。
「Love Fair」1985
「くちびるNetwork」1986
1986年CM カネボウ プロ感度BIOカラーネットワーク
「レディ80BIO カラーネットワーク」「86年春のバザール」のCMソングでした。キャンペーンガールは沢口靖子さんだったんだなあ…
「水色プリンセス」1985
小室さん作曲の歌ですねっっ
「花のイマージュ」1986
この曲は当時、発売予定が中止になってしまった曲です。1999年になってようやく、ベストアルバムに収録されて、世に出ることが出来た曲。
「Believe In You」2002
1984年に発売のベストアルバム「贈り物」に、ボーナストラックとして収録されていた曲。コンサートではアンコールで歌われていたそうです。
2002年にCD-BOXが発売されるにあたって、新たに録音された伴奏と当時のボーカル部分をデジタル処理で組み合わせたそう。
「禁じられたマリコ」1985
ドラマでも活躍中でした。
さてさて…
私がゆっこちゃんの曲で一番好きなのは…
「哀しい予感」1985
これもまりやさんの曲ですね。失恋の歌で哀しい曲なんですけど、彼女の声質に合ってたなあ。
ホント、ピュアな子だったと思います。
そして私の職業上…知りえた情報として、彼女は決して自殺したのでは無いと。肉体だけでなく、心が疲弊して、判断力を失っていての不幸で悲劇的な事故だと…ハイ。
噂とか憶測って怖いものだなあって思いますね。
とにかく「休息」を求めていたんですよ、彼女。お休みが欲しい、丸一日ぐっすり眠る時間と休んでリラックスして、友達や家族と会う少しの休暇が欲しかった。
なのに・・ことごとく却下されて、馬車馬のように働かされて、身も心も疲れて、狂言でも自殺未遂を起こせば、深刻に受け止めて休ませてくれると思っていたのに、そうではなく… ほんの少し、青い空を眺める時間を求めて屋上に出たならば、長年の疲労から意識を失った結果…
とにもかくにも、もし彼女が生きていたら今年で54歳。今の年まで生きていて欲しかったなあと思います。
彼女のことを思い出すとき、過酷すぎる芸能界のことを恨みたくなります。酷い大人たち、お金儲けに目がくらんだ良くまみれの醜い大人たちが救う魔界。
鵜飼の鵜のように、休息を与えず働かせるだけ働かせて、精神を追い込んでいく…大人たちが子供を搾取する理不尽さ。
大事に育てたというけれど、実際は違います。
芸能プロモーターもプロダクションの人間も畜生ばかり。彼らにとって、アイドルもタレントも金の生る木でしかなく、奴隷契約をして暴利をむさぼることばかり考えてる。
だから不正も蔓延るし、忖度も生まれる。テレビ局もメディアも心底腐りきっています。芸能界も音楽業界もそんな腐った人たちがのさばっているから、良いものが育たず、世に出ず、才能の目が…命が摘み取られていくんです。
そうした世界の犠牲となった彼女の死によっても…
あれから35年たった今になっても、何も変わらない。願わくば、彼女のように追い詰められる人が、もう二度と出ませんようにと祈るばかりです。
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「My Favorites〜音楽のある風景」
2021/11/13 掲載記事より転載