Donna Summer - She Works Hard For The Money / 情熱物語 - 1983
ドナ・サマーというとディスコの女王(Queen of Disco)。グラミー賞を五回も受賞しているスバラなシンガーです。
そして、やっぱり!「ホット・スタッフ」が、彼女をディスコ・クイーンと知らしめたシンボルとも言える、最大のヒット曲であり、代表曲なのは間違いないんだけども…
「Hot Stuff」1979
この曲ももちろん大好きですよー ノリノリです♬
あの"ホッホッホッホッ スタ〜ッフ♪" のとこでね、決めポーズやる人も多くて。日本のCMでも何度か使われましたな。
ちなみにこのMVで、ゲイ・ファッションの男性ダンサーが躍っているのは、ドナがゲイの男性たちから、めっちゃ支持を受けてたからです。当時のアメリカはゲイ・ディスコが流行っていて、ドナはそこで彼らのコミュニティから、ディスコ・クイーンとしてもてはやされていたのですね。
ゲイだからといって、女性が嫌いで女性の歌を歌わない、聞かないってわけではないのですのよ。彼らの恋愛対象が同性ってだけでね。好きなものには性別は関係ないわけ。
「Love to Love You Baby」1975
彼女のエンタメデビューは、1968年でミュージカル「ヘアー」のヨーロッパ公演だったり。てなわけで、最初はミュージカル女優としてで、シンガーとしては1971年にシングルデビューで、74年にアルバムを出してのスタートになります。
「I Feel Love」1977
「MacArthur Park」1978
「Last dance」1978
「Heaven Knows」1978
「On The Radio」1979
「Bad girls」1979
「The Wanderer」1980
この頃、彼女がエイズに対して発言(失言)したいうデマが飛び交い、色々と騒動になりましたね。今でいうと、炎上したってことになるのかな。肝心のドナは、89年にインタビューで答えるまで沈黙を守りましたが。
「Love Is In Control」1982
ヒット曲はたくさんありますが、私が一番好きなのは、下記のこの曲なんですね。
「She Works Hard For The Money / 情熱物語」1983
これ、原題を直訳すると「彼女はお金のために熱心に働く」なんですけど‥‥どうして情熱物語になったのか、そこがわからん。
上記はライブでMVが見つかったので下記にペースト。
ディスコ・ミュージックではないけど、内容が労働者の大変さを歌っているのにも関わらず、テンポの良いメロディなので、前向きに頑張ろうって励ましているような、なんかそんな曲ですよね。悲壮感とかはないから。
「The Hostage」1974
90年代から2000年代にかけては、これといったヒットはなくかったのですが、常にダンスチャートに曲が入っていたことから、いわゆる「過去の人」という風にはならなかったんですよね。92年にはハリウッド・ウォーク・オブ・フェームの星を獲得しました。
で、2008年には9年ぶりにアルバムを発売。これらからの4曲が2010年にかけてダンスチャートの1位を連続で獲得しました。さすがドナ!
「To Paris With Love」2008
そして、2012年にドナは肺癌のため逝去してしまいました。続く2013年にはロックの殿堂入りも。
まだまだ歌って欲しかったなあ…
どうか、あの世でもずっと、ディスコクィーンでいて下さい…安らかに…ドナ。
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「My Favorites〜音楽のある風景」
2020/12/06 掲載記事より転載