The Four Seasons - Sherry / シェリー - 1962
スティーブの「Oh シェリー」の後には元祖シェリー。ここで尾崎豊と来ないのがミソ(いやさ尾崎豊はちょっと好きくないの。周囲に信者は多かったんですけどね)。
シェリーと言う、ハーフなアイドルも昔いましたけれども…
シェリー「甘い経験」1974
ああ、懐かしい。そうそう、こういう歌でした。彼女が出ていた「オズの魔法使い」も好きでしたね。カカシがノッポさんでライオンが常田富士男さんでした。
「虹の彼方に」1974
さてさて、フォー・シーズンズに関しては、フランキー・ヴァリの「君の瞳に恋してる」の時と、何度かカバー曲のところで取り上げたと思うのですが…肝心のグループについてはまだでしたね。
アメリカのグループで、ジャンルとしてはブルーアイドソウルなロックポップス。最初はフォー・ラヴァーズと言うグループ名だったのですが、フォー・シーズンズと改名して、さらに、フランキー・ヴァリ・アンド・フォー・シーズンズと言うグループ名になったりなんかして。
けれど法的な名称は、フォー・シーズンズ・パートナーシップというから、何が何だかややこしいwww
結成までのいきさつとしては、1953年にヴァリがまずソロ・デビューして、翌年1954年から56年までヴァリエーションズとして活動し、何度か改名してフォー・ラヴァーズになり、その後18回も改名して1960年にフォー・シーズンズとなって、その間メンバーチェンジも幾度か。
「Bermuda」1961
これがフォー・シーズンズとしての初レコード。しかし、売れず。
「Sherry」1962
で、見事ヒット! チャート一位を獲得です。このヴァリの特徴というか、クセのある高音ヴォイスが魅力と言えばそうですね。レオ・セイヤーの歌い方と似ているなあと思ったり。いやさ、向こうが似ているのか。
桑田佳祐 カバー
色んな人がカバーしてますけど、意外な人がっっ
「Big Girls Don t Cry / 恋はヤセがまん」1962
「Walk Like Man / 恋のハリキリ・ボーイ」1963
そして、この曲のタイトルを「恋のハラキリ・ボーイ」と読み間違えてしまった私です(それだと恋する度に腹を切らんといかん歌になってまう)。
ヴォーカル・スタイルは異なるけど、ビーチ・ボーイズっぽいサウンドかなあって。コーラスの入り方とかが近い感じ。
ビートルズとかブリティッシュ・インベイジョン隆盛の当時の音楽チャートの中で、彼らが生き残れたアメリカ勢のグループのうちの一つであったのは、こういうサウンドをアメリカ人が求めてたからなのかも新米。
つか~イギリス人には作れないカリフォルニアテイストな、サーファーサウンド。
「Candy Girl」1963
ニール・セダカの「カレンダー・ガール」思い出してまうな。いやさ似ているという意味ではなくて。
「Ain't That a Shame 」1963
ご存知、ファッツ・ドミノのカバーですが、全然違う曲に聞こえるーっっ 同じ曲とは思えないです。なに、このアレンジって感じ…ドゥーアップなのにドゥーアップにも聞こえない。
「Dawn (go away) / 悲しき朝焼け」1964
「Rag Doll / 悲しきラグドール」1964
そして、この曲。
「Bye, Bye, Baby (Baby, Goodbye)」1965
大好きな曲です…って、私はBCRのカバーから好きになった曲だけども。はい、これ不倫の歌ですっっ 浮気っていうかー 君のこと凄く好きになっちゃったけど、奥さんがいるから、終わりにしないといけないって歌。
Bay City Rollers カバー 1975
なんで彼女と結婚する前に君に会えなかったんだろ~って、そんな内容ですっっっ汗
「Let's Hang On!」1965
「Don’t Think Twice It's Alright / くよくよするなよ」1965
ボブ・ディランのカバーです。
オリジナルはこっち。
Bob Dylan 1965
印象が全然違いますよねっっww
そして、ヴァリは徐々にソロ活動が多くなりましたが、それでも完全に袂を分かつことはしませんでした。
「Who Loves You / 愛はまぼろし」1975
その後、時代はディスコブームへと移ったわけですが、なんだかんだでグループはそこそこのヒットを出しつつ存続し、かつての勢いは衰えたし、オリジナルメンバーもいなくなったりしたけれど、今もグループとしては継続して活動しているようです。
まあ、そんな感じでイギリス勢優勢の時代に、快進撃を飛ばし続けたグループなわけですのよん。
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「My Favorites〜音楽のある風景」
2021/05/28 掲載記事より転載
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