エリ(河井英里) - シャ・リオン「ワーズワースの庭で&ワーズワースの冒険」1993
河井英里さんの歌声は、なんとも言えないふわりとした柔らかさと潤いがあって、可愛らしい少女のような清涼感のある、透明な響きが不思議な魅力のひとつでありました。
アニメとか、ゲームの歌をよく歌われていたと思うのだけど…彼女の歌声を初めて聞いたのは、
「ワーズワースの庭で」そして「ワーズワースの冒険」
という、フジテレビの深夜枠の番組の冒頭曲にて。
日本語ではない造語で語られた、聞いたことなどあるはずもないのに、どこか懐かしい言葉…これまた、どこの国のメロディとも解らぬ、郷愁を誘う曲調。
子供の頃に感じた、あの新しいものを知る時の好奇心が刺激されたかのように、ワクワクドキドキさせられ、不思議な感覚が呼び覚まされる瞬間。
異世界に迷い込んだような気分に、毎回浸らせてくれる。
物語のような映像と、語りべの世界へと誘ってくれるのに、これ以上はないくらい、この曲はマッチしていて…
その世界観を共に作り上げている歌でした。
「シャ・リオン」1993
こちらはライブの映像
ちなみに「シャ・リオン」の歌詞は公表されてなくて、
造語ってことなんですけど、日本語で書いた詩をひっくり返したと、番組の最終回でおっしゃってました。
例えば「よろしくね」を「ねくしろよ」というように。
どこの国にもない、どこの言葉でもない言葉で、歌詞を作ろうと思ったとのことで、そうなったとか…
エリさんの歌では無いけど、この曲も良かったー
新居昭乃「Campos Neutros」1993
「ワーズワースの庭で」「ワーズワースの冒険」は、
道楽者のための道楽番組というキャッチでしたけど、
本当に大好きな大好きな番組でした。
毎回楽しみでしたし、終わってしまったのが残念で、
そしてDVDとか出てないのが悲しくてっっ
ナレーションも良かったし、(岡田真澄さん イッセー尾形さん 竹中直人さん 近藤サトさん等)
取り上げるもの、テーマ、作り方、音楽、構成…
すべてが良かった。
少しだけ動画がアップされているのが嬉しい。
ワーズワースの庭で 「池波正太郎・惣菜日記~鬼平の愛した江戸の味~」
ワーズワースの庭で 「カレー~インド贅沢スパイス料理~」
ワーズワースの庭で「銀座のBar」
ワーズワースの庭で「パスタ1」
ワーズワースの庭で「パスタ2」
ワーズワースの冒険「高原へいらっしゃい」
ワーズワースの冒険「炒飯の王様」
ワーズワースの冒険 「朝ごはん食べた? ~小原庄助さんに捧ぐ~」
ワーズワースの冒険 「ティファニーとお嬢さま ~N Y 五番街の宝石たち」
どうせなら、最初から全部のDVDが欲しいなあ…
なんで出ないんだろう。
あの番組のコアなファンて多いのになあ…
そして河井英里さん。
「Sanctuary(a cappella) / サンクチュアリ」2001
いやあ、この声の透明感。うっとりします、癒されます。
「Lumis Eterne」2008
「残酷な天使のテーゼ」
ご本家の高橋洋子さん以外、たくさんカバーされている曲ですが、河井さんが歌うと、また全然違う味わいなんですわん。
賛美歌っていうのかなー もうそんな感じになる。
「千の海を越えて」(うたわれるもの ED)
「コッコロ」
残念なことに河井英里さんは、まだ40代の若さで亡くなってしまったのですよ。もうあの美しい歌声が聞けないんだと思うと本当に残念です。
F2blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。
「My Favorites〜音楽のある風景」
2020/11/05 掲載記事より転載