歴史は繰り返す~個人のカルマ
地球カレンダーによると、人類が誕生したのは、地球元年12/31のことで、
私たちはまだ12/31のわずか数時間しか、この世に生存していないのだそうです。(カール・セーガン博士「コスモス」より)
その数時間の間で、人類は何度「争い」を繰り返してきたことでしょう。
そのわずか数時間の間に、一人の人の魂は・・・古い魂では、
数百回も人生やっているというのに。
道具を使うようになって、都市が創られ、文明が生まれ、芸術や文化が生まれて、科学や技術が進歩しても、人の精神や感情はなかなか進化しません。
他の天体へとロケットを打ち上げ、海底にトンネルを掘ったり、地下に電車を走らせることが出来るようになっても、
そこで繰り返される「人間劇場」
人のドラマは昔も今も対して変わらないのです。
感情を害されては相手を憎み、お金欲しさや私怨や自分勝手な理由で人を殺し、他人のものを欲しがったり、どうでもいいことで人を嫌ったり、自分の感情の憂さを晴らすために他人を誹謗中傷して、裏切ったり、貶めたり、人の幸せを呪ったり・・・
負のスパイラルに陥ってしまい、そこからなかなか脱却できないのは、国家や民族や団体などの集団(グループ・エレメンタル)ばかりではありません。
個人もまた同じこと。
ひとつの人生が終わって、転生の前に、サイキカル界(一般に中間生と呼ばれる)にて先の人生を振り返って反省し、今度こそはと勇むものの、
結局、あらあらまたやっちゃったのね~ノルマをクリアできなかったばかりか、新しいカルマ増やして、負債が増えちゃいました、エヘ・・・
なんてことはザラ。
ええ、クリア(解消して学習すること)できなかったという、
それだけなら、まだいいんですよ。
一番厄介なのは、どんどんねじくれて複雑になり、
新たな課題(カルマ)がひたすら増えてややこしくなること。
「なぜ、どーしてこーなった!」
「こんなはずではなかったのに・・・??」
という状況が一番頭の痛いこと。
そうですね、霊界が学校だとして人の霊的成長を学年で例えたとき、
落第はないんですけれど、留年はアリなんで。
一つの人生が終わって、霊界(サイキカル界)に戻ってきたならば、
A「ちぃーす! またお世話になります」
B「うわ、またお前ここのクラス?」
A「オレだって戻ってくるつもりなかったし、
いい加減10回目だと飽きたし。早く上のクラス行きたいけどさー」
マスター「・・・・次こそ、な! 頼む、ガンバレ!!」
大天使「ニンゲンハマナバナイイキモノデアルナ・・・」
守護霊「・・・私、もうダメです。担当替えてください。
自信ありません。無理です・・・うううう」
ンな感じの会話があちこちで交わされているわけですよ(笑)
で、前回の記事でハリウッド全盛期のスターの中には、
かつての王侯貴族たちの転生してきた姿が多い、と書きました。
この方に関しては、近年ではあるものの外国の方であって、彼女の近しい友人で姉妹のように仲の良かった、女優スーザン・ストラスバーグが退行催眠にて、マリリンとの関係性などについて明らかにしたときの様子が、公の著書として出版されていますので、ここで書いちゃってもいいか・・・なのでした。
直近の人生が日本人である人の事例に関しては、著名人であっても、ちょっと迷うところ。(遺族は一般人だろうし) さて、どうしたものか・・・なので、しばらく保留。レッスンの場ではともかく、ブログでは止めたほうがいいんだろうと思いますが。
1926年6月1日にアメリカに生まれたノーマ・ジーン・モーテンソン、後に女優マリリン・モンローとして知られるこの女性は、
1793年12月7日(出生は1743年8月19日)にフランスでギロチン台によって処刑されたデュ・バリー夫人ことマリ=ジャンヌ・ベキューでした。
デュ・バリー夫人といえば、
「ベルサイユのばら」でのマリー・アントワネットとの対立で有名ですが、
実際の、彼女の性格は陽気で、漫画とはかなり異なる人のようです。
(最近の漫画だと「イノサン」の主人公サンソンの息子が、
彼女の処刑を行った人物なので、劇中登場するかも知れません。)
デュ・バリー夫人としての人生が幕を閉じたときと、マリリンとして誕生したときの間は約170年。この間には3つの人生がありますけど、それは置いておき。
そして、有名で調べるに資料のことかかない、この2人の人生を比較したとき、共通点がたくさんあることに、皆さん気付かされると思います。
ちなみにスーザン・ストラスバーグは、マリリンがデュバリー夫人だったときの弟です。その後、ジプシーの旅芸人だったときにも姉妹で。
2人のこの2つの人生での共通点は、
・私生児だったこと
・売春婦として生活していたことがあること
・権力者の愛人であった時期があること
・子供は持たなかった(持てなかった)こと
・体型はふくよかで決して痩せ型ではなかったこと
ちなみにマリリンは本来、赤毛ですが、女優になるときに金髪に染めているのです。彼女がマリリン・モンローになるためのメイクをしたとき、肖像画に描かれているような、デュバリー夫人の過去の容姿をなぞっているような気がするのは、私の思い込みやうがちすぎでしょうか。
さてさて
彼女がデュバリー夫人だったときのカルマ(レッスンでありノルマ)は、当時のフランスにおいての貧しい人々の暮らしに、王侯貴族が目を向けるように、権力者に働きかけることでした。
彼女は私生児(庶子)で貧しい庶民出身です。生活のために、貧しい生活から抜け出すために、貴族さまの妾になる道を選んだわけですけど、そこに罪やカルマがあるわけではないのです。
庶民出身だからこそ、貧しい暮らしを経験してるからこそ、知ってる生活があり、それがどういうものか身に染みてるはずで、自分は抜け出せたけれども、未だ貧困に喘いでいる人々がいるってことで、自分に出来ることをするべきだったんです。けれど、彼女はそれをしなかった。
時の権力者、国の最高トップの王さま・・・ルイ15世の愛人に、寵妃になれたというのに。贅沢にあけくれ、愛欲の日々に溺れてしまったのですね。
そして、民衆に憎まれ、一度はフランスを脱出したものの、宝石を取り戻しに戻って、ギロチン台へと送り込まれることになりました。
マリリン・モンローとしての人生は、そのやりなおしの人生だったんです。
デュバリー夫人だったときのカルマの負債を返すための、前の人生でトライできなかったことにトライするための、再チャレンジの人生。
けれど、結果は皆さんもご存知の通り。
ちなみに彼女の死因はアカシックによると、自殺でも事故でもないです。犯人はアルファベット三文字団体ということでっっっ (ケネディ暗殺も同じ犯人)
マリリン・モンロー、ノーマ・ジーンとしてのカルマに関しては、デュバリー夫人と重なっているので、重複しますけれど、くだんの著書から、スーザンの言葉をして引用するとします。
「あの人は、
ケネディ大統領に気に入られていましたでしょ。
ですから、国民を助けられるような情報を
彼に伝えられることもできたのです。
それを使うも使わないも、
人生には人々の生活に影響を与える機会があるのです。
でも、マリリンはその機会をつかむことが全くなかったのだわ。
・・・・
あなたはこの子が生まれながらの世界的人物で、
アメリカ大統領と同じくらいに有名になったことをお忘れだわ。
マリリンの背景、つまりフランスでの生涯を考えれば、
それほど驚くことではなくてよ。
彼女は大人物を操る術を直感的に知っていたのですわ。
・・・・
彼女は今生でも誤りを犯したのだわ。
前と同じ力を持っていたのに、まるで自分の言うことを、
何もかも聞いてくれるほど深く彼女を愛してくれる権力者が、
この世にはいないかのように振る舞い続けたのです。
そんなつまらない、移り気な態度が、
結局は自分に返ってきてしまったのです」
はてさて、現代に生きる、かつてデュバリー夫人でありマリリン・モンローだった人物は、今度はどんな人生を送っているのでしょうか? 今の人生では自分のするべきことに取り組めているのでしょうか。今度こそレッスンをクリアできているといいのですが・・・
どうでしょうねぇ。
こんな風にね、みんなレッスンを何百年も持ち越してしまって、
なかなか先に進めないものなんですよ。
前の人生の過ちをどうしても繰り返しがちなんです。
一度や二度ではなかなかクリアできず、
同じこと、似たような人生、何度も何度も繰り返してしまう。
追試、追試で、いい加減、同じ問題に向き合ってばかりで、飽きないかなあ・・・と思いつつ、一歩進んで二歩下がって、二歩進んで一歩下がって、
マジメに牛歩の歩みです。
ガンバレ~って感じですね。
何しろ他人が解いてくれるわけではないので。誰かが代わってくれるわけでなし。自分で判るまで、解けるまで取り組むしかない。何度も何度も時計を逆回しにするかのように、似たようなバターン、同じような人生をひたすら生き続ける。
あ・・・自殺したら、追試や留年どころではないです。通常の転生では平均して数年で次の人生に行けますけれど、今は加速しているので(数週間、数日の人もいる)自殺の場合、時間が凍結する状態に陥り、何十年以上、時に100年近く転生できません。そしてやり直しどころか、逃げ出した問題よりも過酷な状況、もっと輪をかけて悲惨な環境の人生に取り組むことになります。
こういうノルマ(レッスン)って、誰が架しているかというと、誰でもないその人自身、その人の魂であり神たる部分なのです。第三者や神仏が架したり、与えている罰ではないのです。
カルマは業にあらず、学びのレッスンであり、
単なる自らに架したノルマですから。
追記
ちなみに、マリリンと同時代のハリウッドに、ルイ14世の生まれ変わりの人物もいました。(ルイ15世ではなく) シャンソン歌手で俳優であったイタリア人(笑)
彼の場合、王さま時代のカリスマ性生かしての職業選択だったけど、
カルマのレッスンはちゃんとクリアできてた人。そこがマリリンとの違い。
当時の俳優女優さんの過去生関係図を見ると、めちゃ面白いデス。
なんかワイドショーっぽいネタですけどね。