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Nik Kershaw - The Riddle / ザ・リドル - 1984

ニック・カーショウって、本国では一発屋ではないけど、
日本では一発屋な人かなっっ汗

っていうか~

チャートインしてたこの曲しか、
日本では知られてない的な意味で…

いやさ、映画「ドク・ハリウッド」(マイケル・J・フォックス主演)で担当した主題歌も世界中でヒットしているし、ホンダ・インテグラのCMに使われたし…

予告「Doc Hollywood」1991


なのに影が薄いな~

Nik Kershaw & Chesney Hawkes 「The One & Only」1991


この曲は、ミュージックビデオが面白いんですよね。

最初見たときに「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」の世界観で作っているビデオだなぁ…って思った。

何しろ、ハンプティダンプティ出てきますしね。

ティッシュを引っ張り出している子が、アリスっぽいし。

ジョーカーみたいな「?男」の存在は、どこからモチーフを引っ張ってきているのかわからないんですが…
このMVが、実際にアリスワールドをモチーフとしているのは、公式でも述べられているので間違いないようです。

帽子屋ともちょっと違うし、道化って感じでもない。

「The Riddle」1984

歌詞はなんていうか、
まさにアリスワールドっぽい謎めいた歌詞で、
マザーグース的な謎かけ歌の匂いもしないではないけど…

アラン島の地名が出てくるから、イングランド本島では無く、アイルランドの伝承とか、あのあたりのケルト神話とか、樹木とか賢者の用語が出てくるあたり、ドルイドの存在とかを言ってるんだろうなって…

たぶんアイルランドとかウェールズあたりの、神話や民俗学に詳しい人なら理解できる歌詞のような気がする。

とは思ったりしたものの、ニック自身がインタビューで、

「特に意味はない。
 何でもいいから売れる歌を作れと言われて、
 適当な歌詞を並べただけ」

…って、言っているので偶然の産物なのでしょうww

そのあたり、レッド・ツェッペリンの「天国の階段」と同じっぽい。あの曲も皆が意味深な歌詞だと騒いでいたけど、
ロバート曰く「いや意味はまったくないよ〜適当に気分で書いた」って、やはり言っているし。

Led Zeppelin「Stairway to Heaven」 1971【和訳】

そんなもんかもだけど。

そんな適当さでも、面白い歌詞というか、多くの人に意味を知りたいと思わせて、謎解きのチャレンジをさせるような歌詞が書けてるんだから、やっぱり、天から何かが降りてきて書かせた詩なのかも知れませんw

歌詞とか和訳を知りたい人は、「ザ・リドル 和訳」で検索するとトライした人たちのが見れると思うのですが。

https://ameblo.jp/gikkongattan/entry-10440611573.html

歌詞のメロディも、この歌詞のミステリアスで不思議な、
謎めいた雰囲気を助長する印象的な韻律です。

そして、春とか夏とかよりも、秋から冬にかけて聞きたくなる一曲なのでした。

んでもって…
この曲はなんか一部の邦楽ファンとか、アルフィーファン曰く、タカミーが作ってキョンキョンに提供した「木枯らしに抱かれて」をパクッた曲だって糾弾されていたりするんですが…

「ザ・リドル」は1984年リリース。
「木枯らしに抱かれて」は1986年リリース。

「ザ・リドル」の方が発表先なんですよ。
タカミーが1984年以前にこの曲を作って、その譜面とかデモテープが存在していて、イギリスのニックにそれが渡った…とかなら解りますけど、まずありえませんのよね。

小泉今日子「木枯しに抱かれて」1986


それと、申し訳ないけど、アルフィーって洋楽ファンの間では、洋楽パクリバンドってのが周知なんです。この曲はクイーンのあの曲のパクりだー! この曲はあのバンドの…みたいなね。これは「ロックTV」という深夜番組(東京12チャンネルでしょこたんのパパ、中川勝彦さんや森川由加里さんなんかが司会者だった)で検証済です。

TOKiO Rock TV memories

つーか、洋楽ファンからはブーイングで、めっさ叩かれている。パクリバンドって嫌われているというのかなー
私は決して嫌いではないですけどね、アルフィー。好きな曲もあるし。桜井さんの声好きだし、こーちゃんも好き。タカミーは・・・・・・・ノーコメント。

とは言うものの、邦楽の楽曲が洋楽のある曲をオマージュして作られていたり、フレーズやリフをサンプリングしていたりって言うのはよくあることで…ちっとも珍しいことではないんですよね。真似から生まれてるって言うのかなー
(日本のアニメや手塚作品などトキワ荘漫画のコマ割りが、もともとディズニーの動きの模倣から生まれたように)

例えば、井上陽水さんが「傘がない」を、グラファンの「ハートブレイカー」を聞いたことで作ったようにね。

井上陽水「傘がない」1972

Grand Funk Railroad「Heart breaker」1970

一つの曲から、また新たな曲が生れるってのは、洋楽同士でも邦楽同士でも、洋楽から邦楽、邦楽から洋楽と言うように、たくさんこれまでもあったわけですよ。インスパイアされて、模倣以上の曲が生まれるって事象。

ようはその模倣やサンプリング、オマージュで作られた曲が単なる真似で終わるか、オリジナルよりも素晴らしくて優れているか否かってだけでないかと。

さてさて、この歌を作ったニックですが、本名はニコラス・デビッド・カーショウということで、ニックは相性なのですね。自ら歌うシンガーソングライターでもあり、ソングライターとして他人に曲を提供することもあり、プロデューサー業もされてるとのこと。

デビューが1984年で、「ザ・リドル」はセカンドアルバムからシングルカット(ファーストシングル)された曲で、いきなりのヒットになったと…
して、先にも述べた映画の主題歌とかも大ヒットはしているんですがー その後のことはあんまし情報がない。
とは言うものの、お年を召した彼のライブ映像が見れるので、まだ現役で活躍されているみたいデス。

「Human Racing」1984

「Radio musicola」1986

「One Step Ahead」1989

「Wouldn't It Be Good」1984


F2blogに書いてあるものを、訂正・加筆・リンク修正の上、こちらに再度マガジンとしてまとめてUPしています。

「My Favorites〜音楽のある風景」
 2020/10/01 掲載記事より転載


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The Sacred Journey ~スピリチュアル・セラピーの現場から
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