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なんてことないけどなんかいい日常たち
なんてことないけど、なんかいい。そんなちょっとした日常のエピソードや考えたことたちを、たまには短くまとめて書き残してみようかなと……クッキー缶から1枚選んでつまむような感覚で、気になるところだけでも読んでみていただけたら。
「音楽を聴く時間」との再会
電車に乗り、イヤホンをして、音楽を聴く。少し前まであたりまえにしてたことが、随分久しぶりに感じたある日。家でラジオやオーディオ番組を流すことはあっても、音楽を流すことはもともとあまりないし、娘と出かけるときは耳をあけておかないと怖いのでイヤホンはしたことがない。聴きたい音楽ってなんだっけ?と探すだけで時間がかかってしまうくらい久しぶりだったけど、やっぱり音楽はいいなあ、と思う。
「すいません」を減らしたら楽になってきた
夫が娘を見てくれたときとか、自分がやろうと思ってた家事を代わりにやってくれたときとか、反射的に「すいません」と言っている自分に気づいた。小さな罪悪感がたまっていってよくないし、二人で分担してるだけであって自分を責める必要もないのかも。そう思って「すいません」の回数を減らしてみたら、気持ちが楽になってきた気がする。代わりに「ありがとう」を増やしていきたいなあ。
嫌われて傷つくのは自分のことが好きだから
人から嫌われないことをモチベーションにして生きてきた人生。自分が嫌いな人にも嫌われたくないんだから、厄介な性格だなあとあらためて思う。嫌われると自分が傷つくからそれを避け続けているだけだけど、もしかしてそれだけ自分のことが好きってことなのか!?今まで自己肯定感低めだと思っていたけど、実は自分のことが大好きで仕方なかったりして。
前向きに見栄を張る
我が家の最低限のきれいさは、お客さまを呼ぶことによって保たれている。娘が生まれてからいろんな方が遊びにきてくれるので、片付けるモチベーションをなんとか持ち続けられていて本当にありがたい。外面をよくしたい自分の性格がよく出ているなあ……と思う。苦しくなるのはよくないけれど、前向きに見栄を張れるのは、いいことなのかも。
寝息で感じる存在感
寝室で娘と一緒に寝ていると、まだ4ヶ月と思えないくらい「スー……スピーッ……」と一丁前な寝息を立てている。「4ヶ月のくせに」と夫も言っていて思わず笑ってしまったけど、同意だ。ちゃんと人なんだなあ、と感心してしまうし不思議と起きてるとき以上の存在感を感じる。どれだけ気を遣い毎晩そーっと部屋に入ってるかなんて知る由もなく、気持ちよく寝ている娘。そのままスクスク育ってね。
企画や広告の話がしたい
友人とランチしながら、久しぶりに企画や広告、コピー、ブランディング……そんな話に花を咲かせた。ゆっくりおいしいランチを食べられるのはもちろん幸せだったけれど、それ以上に娘の話題ではなく、自分自身の興味に関する話ができたことが嬉しかった。(ちゃんと娘の話もしたけれど)たった1時間半のランチでこんなに心が豊かになるなんて……時間をつくって自分から誘わなきゃなあ!とあらためて思う。
夫の挑戦を見守るだけでなく
娘が生まれたからなのか、50歳になったからなのかはわからないけれど……夫が最近エネルギー全開で新しい挑戦をしている。読書に資格試験の勉強、さらには副業を始める準備まで。「思い立ったが吉日男」とでも呼べばいいのか、スイッチが入ったときの夫の行動力には身内ながら感心する。見守るだけでなく、この挑戦を書き残して何かしらの形にしたい……そんな気持ちが、モクモクと。
マックのポテトと無限終了のお知らせ
「無性にマックのポテトが食べたいからちょっと行ってくる」そう言い残して、20時に夜の街に繰り出す夫。私には絶対できない行動に感心しつつ、ちゃっかり自分の分も買ってきてもらって。「マックのポテトって無限に食べられるよね」嬉しくてそう言いながら頬張ったけれど、夜ごはんを食べた後のポテトはさすがに限界があり、結局早々に残した。「無限終了ですか」とつぶやく夫は、苦笑いしていた。それでもポテトは、おいしかった。
なんてことないことって、うっかりすると無かったことになるけれど。こうして書き残せばちゃんと意味あることになるからいいな。「なんかいい」を少しでもおすそわけできていますように。