THINK OF ...
自分のことより
ちょっと他人のことを考える
こんな事ができる人を
心豊かな人という。
(雪山隆弘)
こんばんは。wisteriaです。
コロナウイルス感染が再拡大し、その目まぐるしい状況の変化に、翻弄される日々。
大学のほぼ全ての講義もオンラインになり、研究活動も制限される可能性が高くなった。
そのような状況になって、周囲から聞こえる、
「予定が狂う...」「実験できない...」「またか...」
「せっかく途中まで上手くいってたのに...」「やりたいことができない...」
文字だけで表現できない、溜め息や怒りがまざる悲痛な叫び。
この1年間で、何回聞こえただろうか。
コロナに対して、みんなの我慢も飽和状態で、さらに、ちょうど今は、歓送迎会のシーズン。
連日、報道される、大人数での歓送迎会や会食での感染。
私たちも、卒業生と楽しくお別れしたかったし、新入生を快く迎え入れたかった。歓送迎会も開きたかった。
だけど、本来は、状況を冷静に俯瞰する個々の理性と、大切な人・周囲の人・見ず知らずの人への思いやりが、その欲望を必死に抑えこむ。
だけど、今はどうだろう。
大事なことを忘れかけていないだろうか。
自分との距離関係なく、
年齢・性別・職業・境遇関係なく、
懸命に生きようとしている人、自分ではない誰かへの思いやりを。
あなたの軽率な行動、安直な考え、思いやりに欠けた行為が、あなたの知らない人の元まで、波紋の様に広がり、伝搬していく。
己の行動が、懸命に生きようとしている人を踏みにじっていないか。
今一度、己を見つめ直さないといけない。
あなたの軽率な行動が、
見ず知らずの幼い子どもの遊びを、
電車で隣に座った学生の限られた時間を、
すれ違う人の家族を、
奪うかもしれない。
あなたは知らないだけで、どうなるかまで把握できない。
もちろん、みんな一日も早いコロナの収束を願っている。
ただ、医療の基盤となる科学は日進月歩だ。そう急激に発展しない。
大多数の人が、その進歩を祈りに近い形で、呆然と待つだけだ。
その待ち時間と共に、もっと大切な意識が消えかけていないか。
苦しい状況なのは、みんな同じ。
それでも、その状況に抗い、必死にもがいて、懸命に努力して、生きようとする人がいる。
あなただって、その1人はず。
それなのに、
あなたは、自分ではない誰かの命や大切な人を、奪うことができますか?
身勝手な欲望と他人のかけがえのないものを、天秤にかけられますか?
自戒を込めて問う。
Think of and Pray for YOU.