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はじめてのTOKYO GAME SHOW!(2024)

一度は現地に行ってみたかった東京ゲームショウ、満を持してついに行ってきた!業界関係やインフルエンサーしか入れないビジネスデイだがそれでもすごい数の人(それも老若男女、国内外問わず)が参加してた。

行きは夜行バス。0時に遊べるようになった知恵のかりものをちょっと遊ぶ

圧倒された出典と展示の数々

少し電車を乗り間違えて(というか寝過ごして)海浜幕張駅には10時過ぎ到着になった。

10:08 駅前から既にこんな感じ
10:24 ビジネスデイでもこの並び
10:43 いざ!

とりあえず趣味優先でセガ/アトラスブースへ直行した。

ソニック!ペルソナ!メタファー!龍が如く!

セガ/アトラスブース、今回の他の企業の全ての展示と比べてもすごい気合の入り方だった。特にメタファー!いよいよ発売目前だがシリーズモノではない完全新規の作品としては異例の期待感なんじゃないか。巨大立像やコスプレイヤーさんによるゲーム映像に合わせたショーや今作の特徴的な念仏の歌唱ライブ、生の迫力に本当に圧倒された・・・。

こちらはSamsungの方のウォールアート
限定版の内容、再来週に届く予定

最大の目的の試遊と展示を楽しんだので、あとは一通り見て回った。

Google Play
バンダイナムコ
コナミ
スクエニ、ファンタジアン試遊しようと思って忘れてた…
ファルコム

試遊したゲームの感想

ペルソナ5X

ちょくちょくアジア版の情報は得ていたけど、ようやく日本語対応。触ってみると思った以上に本格的なペルソナ5の新作って感じだった。試遊ではストーリー序盤とジョーカーやモナ、パンサーも含めて戦えるバトルモードを遊べた。ダメージの数字がクソでかい辺りはソシャゲらしさを感じるが、弱点をついてダウンやワンモアを狙うシステムやUI、演出はP5そのもの。試遊はPCとスマホを選べたが、自分の順番が回ってきた際はスマホがちょうど空いたのでスマホでプレイ。スマホでも特に操作に困ったりはしなかったが、これはスマホでなくPCの大きな画面で腰を落ち着けてやりたいと思った。

メタファー:リファンタジオ

試遊では「旅」「ダンジョン」「ボス」の3つのモードが選べたが、今回は「旅」を遊んでみた。ある程度、仲間が揃った状態で乗り物での行き先を決めて到着までに様々な出来事が起きたり車内で自由行動をとったりできるのだが・・・めちゃくちゃ自由度が高い。この試遊の旅モードだけで何回も繰り返してやってみたい。仲間と時間を過ごすこともできるし料理や洗濯といった家事にまで小さなイベントが起きる。これらの旅のイベント、実際のプレイですべてを見尽くせる自信ないのだが!?自分のプレイではハイザメと夜の警戒を一緒にした結果、昔話を少ししつつレアっぽい敵と戦闘ができた。生憎、車内でノンビリしすぎて目的地につく頃には試遊時間が終わってしまったが。

この自由度とボリューム、そして圧倒的に独特な世界観。配信中の体験版には手を出してないけど、これ遊んでるだけで今年が終わってしまうのではないか。期待感がものすごく膨らむ一方で、ペルソナシリーズのようにこの旅には期限が存在するので1周目でどれだけ遊べるのか、その中の行動次第で望んだ結末に辿り着けるのか、という不安はちょっと感じた。ゲーム内の期限が自由度とボリュームの多すぎて初見の体験でやり残しがたくさんでるのではないかと。個人的な話だが昔アトラスから出たDSの「ノーラと刻の工房」を遊んだ時にノンビリしてたら1周目がバッドエンドになってしまった経験があるので・・・。ただペルソナ3以降のシリーズと違って自由度の高さがあるので2周目でもまったく違った道程になるだろうし周回プレイを前提としているのかもしれない。

しかし「この世界をはやく隅々まで仲間と旅して遊び尽くしたい!」という気持ちはとても強くなった。あと2週間、有給取ろうかなぁ・・・今回のTGSで2日休んだばっかりなので少し取りづらい。

魔導物語 フィアと不思議な学校

小学生頃はよく兄妹や友達と遊んでいたのでぷよぷよには馴染が深いのだが、魔導物語には触れたことがなかった。今作は主人公がアルルでなく新キャラで完全新作としてお出しされたのでちょっと気になっていた。キャラクターのかわいさや会話の独特さに当時ぷよぷよを遊んでいたときに感じていた世界観を思い起こされた一方、ゆるめな見た目に反してバトルはけっこうハードだった。パッと見、リアルタイムのアクションゲームかと思ったが、画面の右上にはタイムラインがあり行動順が来るまで攻撃はできず、左下にはコマンドが表示されておりスキルや回復アイテムを使うキャラを選んだりする。気づくと味方が死にかけていたり気づかない間に敵が全滅してたり、とにかく忙しさと画面情報の多さで慣れない試遊の間にはてんやわんやしていた。昔のFFのアクティブタイムバトルですらずっとそんな感じだったので自分の処理能力のせいもあるかもしれないけど。

ポーショノミクス

海外のインディーズゲームでけっこう前に出ていたのが日本語コンシューマーとしてハピネットさんから発売。ビジュアルの良さで気になっていたのだが、実際に遊んでみたらゲームシステムも面白そう。素材を合成してポーションを作ってそれを売るまでは割とありがちなのだが、客との値段交渉をカードバトルにしている点が面白い。相手の忍耐が尽きるまでにできるだけ興味を引くような交渉を行ってなるべく高めに買い取ってもらう。最悪の場合は買わずに帰ってしまう。試遊の範囲ではその基本的な流れが遊べたが、これに加えて住民との交流や恋愛要素もあるらしい。何よりビジュアルの良さ、特に会話シーンでのキャラクターの生き生きとした動きには見ごたえがあった。

クオンタノイド

前々から注目してたVRのロボットゲーム。試遊台では椅子に固定されたQuestのコントロールを握ってコックピットらしい体験に。去年のTGSに出展されていたものは映像だけ見たけど、それと比べてクオリティはかなり上がっていた。特にコックピットUI。眼の前にはロボットの3Dのホログラムが浮いており、左には通信相手のキャラクターのアニメ調の顔が表示され、かなり理想に近いVRロボットゲームになっていそう。実際に運転してみると、やや挙動のクセはあるがロボットを動かして戦っている体感はとても強かった。自分のプレイではなかなかボスに攻撃を当てられず撃破前に時間切れになってしまった。初見プレイで撃破できた人はすごく気持ちよかっただろうなー、いきなりロボット乗って活躍できるのは浪漫だよ。これは是非買いたい。和製VRゲームは貴重だしどれだけあっても良い。

ストーリーパートにアニメーションに関するクラファンも始めており、試遊が楽しかったので支援させていただきました。

 狐のかえり道

ビサイドさんから。ヤバい世界に迷い込んで帰れなくなったプレイヤーをVTubeみたいな派手な格好の狐に帰してもらうための舞の儀式をしてもらうがプレイヤーを騙そうとする異形が紛れてることがあるのでそれを見破っていく・・・いわゆる今で言う8番ライク。8番ライクもかなりの数が世に出てるが、味気ないものも多いのでこのゲームみたいにキャラクター性が強いとちょうど良さげ。CV内田真礼さんによるボイスも官能的で良い。異変の有無を見極めるのは8番ライクと同じだが、舞という動画形式+舞が終わるまでの時間制限+異変の箇所を指摘しないといけない分、難しそうに感じた。試遊では「髪が短い」「スカートの丈が長くて下着が見えない」「仮面が違う」「胸から札束が出てくる」「そもそも全く違うゆるキャラが踊ってる」といった異変に遭遇して無事すべて正解。異変自体に収集要素があり、異変を集めきることでエンディングが変わる様子。

今のところプラットフォームはSteamだけのようだけど、正直これは是非ともVRで遊んでみたい・・・というかいろんな意味でVRにめちゃくちゃ向いてると思う。コンパクトなゲームかつクオリティ高いデザインのキャラを立体でじっくり見るという点が。狼の香辛料VRとかキズナアイの音ゲーもよかったし。和製VRゲームは貴重だしどれだけあっても良い。

エンダーマグノリア:ブルームインザミスト

前作がかなりの高評価で友人も絶賛してたので気になってた。ダークで美しい世界観とレベルデザインのしっかりしたハードなアクションゲームと聞いてたけど、実際に触ってみてかなり触り心地がよかったので世界的な人気も納得。試遊はプレイの時間制限以外はかなり自由に遊べたようで、最初のボスを倒したあとはあちこち探索している間に終わってしまった。

発売は来年なので、少しは落ち着いてるかな・・・?なんせこれからメタファー、ロマサガ、マリルイ、ドラクエ3と気になるゲームが2週間位の感覚で続くし今まさにゼルダやってるし。でも年内~年末までに絶対いくつか積むな・・・。

 ネフィ~月灯りの迷宮~

こちらもVRでアクションパズル。和製VRゲームは貴重だしどれだけあっても良い。猫と少女の姿を切り替えられるネフィを巨人の視点でゴールまで導く。ネフィのデザインも可愛らしくCV井澤詩織さん。同じ高さの目線で見るのとは違い相対的にフィギュアサイズのネフィがステージを動き回る姿は見ているだけで可愛らしさがある。変身するにはプレイヤーが手で触れる必要があるが、このサイズ感で生き生きと動くので小動物に触れるような恐る恐るとした動きになってしまった。

メタルギアソリッドΔ:スネークイーター

2004年から20年の時を経たリメイク作。初日は遊べなかったので2日目に最優先で向かった。試遊の前にはブリーフィングルームでじっくり15分近いオープニングを参加者みんなで見てから本編15分というスタイル。オリジナル版はクリアしたけど映画のような作品なので最新技術で映像のクオリティが上がっているだけでも見応えがある。カメラワークやセリフ回しは今でも余裕のカッコよさ。初報を見たときはけっこうオリジナルと変えるのかなと思ったが、試遊範囲ではかなり原作に忠実のようだった。残念ながら15分ではソコロフのところにすら辿り着けなかった。

学生展示をいくつか

入り口付近、専門学校や工業大学による展示。キャラクターデザインの良いものが目を引く中、独創的なゲームもいくつか展示されて楽しめた。

専用の物理ボタンが多くあるVRロボゲー
物理的な纏を振るって火消し。初日終わりがけだったがハイスコア更新

展示そのものに圧倒されたり物販で悩みまくったりあまり効率的に回れたとは言い難いのもあって試遊はこんなもん。もっといろいろ遊んでみたかったが、並んでいたのもありとてもじゃないがすべては遊び尽くせない。過去最大の出展数だったらしいので仕方ないといえばそう。でもめちゃくちゃ楽しかった。

買った物販

こういうリアルイベントの経験自体があまり無いのだが、物販怖いと思った。欲しいものが多すぎる・・・。

コジプロ、発売前のデススト2も含めカッコいいアイテム多し
クリプトビオシスのぬい、よくこいつモチーフにしようと思ったな
むちゃくちゃ造形の細かいエルデンリングのラニ様
メガテンのボードゲーム、悪魔造形だけでも良さげ
カードに金子絵やマッカトークンも
コスパブース。ぼざろ等のアニメアイテム他、メタファーやニコバーグッズも
パンパンになったメタファーのショッパー
Tシャツ、パーカー以外は小物おおめ(一部スクエニカフェの)

公共交通機関で来てたのだが配布物も含めてギリギリ素手で持ち帰れる重さ・量には収まってたと思う。特にTシャツとパーカー合わせて5枚は意外と嵩張るし重かった。Google Playエリアでもらったショッパーなんかはデカすぎて電車内に持ち込みづらかったので折りたたんで次にサイズの大きいメタファーのショッパーにぶち込んでいた。メタファーのショッパーもけっこう頑丈だが帰宅してよく見ると少し手持ちが千切れそうになってた。まぁ家にダイレクトに送り届けるような発想がなかっただけ序の口ではあったと思う。


改めてとても濃い2日間になった・・・。1日じゃどうせ迷ったりして回りきれないし2日でいいだろ、と思っていたが2日でもぜんぜん足りないくらいだった。モンハンやレベルファイブやPS、海外ソシャゲ、ハードウェア関係のブースは個人的な興味が薄いのもあってあまり見ていない。でも生で足を運んで体験したことで、改めてゲーム業界や創作への熱量が全身で浴びれた、得難い体験だった。大型企業の圧倒的な展示も良かったが、試遊したビサイドさんやトムクリエイトさんのようなゲームも知れて大変満足だった。

おまけの東京観光

せっかくなので、ついでというにはアレだが日曜まで東京には居座ってた。

 スクエニカフェ

TGSを出てそのままアキバへ。少し入り方に迷ったが平日ということもあり予約無しで座れた。他のお客さんはみな海外の方だった。

2日間TGSで歩いたり立ちっぱなしだったりで消耗してたので「高原のマッスルプロテイン」と「キューブまん」「ポゴのもっとワイルドホネ肉」を注文。特にこの原始肉は想像以上に肉肉しくて日頃リモートワークで鈍った身にはキツかったTGS2日間で疲弊した身体に染み渡った。この日の夕食にホテル近くのファミレスでも肉を食べたが比べ物にならなさすぎて不味いとすら感じたレベル。ファミレスで食べるのも久々だったのでファミレスの質が落ちたのか自分の舌が肥えたのか・・・。

ドリンク注文によるランダムコースターはサンダウン、ランチョンマットは現代編とゲーム画面のだった。併設された物販ではサボテンダーのぬいぐるみにちょっと惹かれたが、足もショッパーを持つ腕も割と限界なので堪えた。

原始肉おいしかった

景信山~高尾山

3日目、日曜が雨になりそうだったので諦めかけてたが、曇りですんだので登ってきた。本当は陣馬山から縦走するつもりだったが、倍くらい登山時間が違うので景信山からに。雨上がりの景信山付近は岩と砂利と泥が混じった下り坂でめちゃくちゃ滑りやすかったが、それ以外は披露も問題なし、むしろ足が軽かった。最後の方の登りでは流石に体力が切れかけたけど。

帰りは高尾山温泉で早めの夕食

ファフナー展

20周年で有明町でやってたので帰りに寄った。開始は先週くらいだったので流石に人も多少は減ったかと思ったが行列ができていた。入れるかちょっと不安だったが無事に当日券は買えた。パッと見で老若男女客層の幅広くシリーズの歴史を感じた。ロボ、キャラ、SF、ストーリーや世界観、音楽やビジュアルと全部が魅了的なのだが如何せん内容がハードで複雑なので人は選ぶよな。お客さんにもほぼロボにしか興味ない人もいればほぼロボに興味ない人もいて多様。また配信で全編見返そうかな。

2枚買った色紙は身体能力化け物コンビ


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