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支援バカのつぶやき

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いち支援者としての気づきや考えを2021年から書き綴っています。まぁ、日記みたいなもんです。
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#障がい

何を以って「しょうがい」と呼ぶのか

何を以って「しょうがい」と呼ぶのか

昨日、高校の時の同級生に以前から少し投げかけていた「障がい者の婚活支援」について打ち合わせをしていたんです。
(その話はまた後日)

その中で少し興味深いやりとりをしたので、「これって考えさせられるなぁ」と思った話なので書かせてもらいます。

婚活支援を行う、というところにあたって友人がポツリと
「前にお前のところの利用者さん同士が結婚する時にお披露目会の相談に乗っただろ?その時に会って話した時に

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人が生む障がい、社会が生む障がい、関係から生まれる障がい

人が生む障がい、社会が生む障がい、関係から生まれる障がい

昨日地元で行われた「障がい児保護者支援啓発フォーラム」に参加してきました。

登壇させてもらい、保護者の方の質問にお答えもさせていただきました。
僕は成人期の支援者なので、タイムリーなお悩みへの返答にはなっていないかも知れませんし、えらくのんきな回答だったかも知れないんですが、できるだけ成人期に向けて不安を抱いてほしくないし、成人期を知っているから感じる、子育てこそどれだけ普遍的な事が大事なのか、

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2:8あたりが支援の一番いいバランスだと思う

2:8あたりが支援の一番いいバランスだと思う

この前「現場の支援って何なんだろう」ということについて書かせてもらいました。
そこからもう少し踏み込んで、どんな風に支援へのスタンスを考えていくのか、ということについて書いてみようと思います。

僕が自分の事業所の支援の方針として大事にしているのは、語弊があるんですが「たくさん失敗させてあげられる」ことと、「たくさん悩ませてあげられる」ことです。
要は、いいことも悪いことも含めてできるだけ多くの経

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「生きづらさ」のアセスメント

「生きづらさ」のアセスメント

ー「生きづらさ」といわゆる「障がい」は必ずしもイコールではないー
 
 
と思っています。
 
 
もう少し解像度を上げて言うと、障がいが生きづらさに繋がっている時もあればそうじゃない時もある。
逆に、生きづらさが高じて障がいになってしまう場合もあったり、障がいとは全く別のところに生きづらさがあったりする場合もあります。
 
 
乱暴な言い方かもしれませんが、たとえ障がいがあったとしても、そこに本

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