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私は何を「売り」にしている?


人間関係もお店と同じで
「売り」にしているものが求められる。

集まって来るお客さんや
求められるものが変だと感じたら
自分が何を「売り」にしているか
そっと確認してみよう。


簡単に言うと

性を売りにすれば
性を目当てにした客が。

財を売りにすれば
財を目当てにした客が。

力を売りにすれば
力を目当てにした客が
あなたを求めてやって来る。


性や財や力なんてくだらないから
愛や光や心を売りにしましょうって
話ではない。


性を楽しむために
性を求められたい場合もあるし

財を与えるために
財を求められたい場合もあるし

力をふるうために
力を求められたい場合もあるのだから
「売り」にしたいものはなんでもいい。


問題なのは
本当は求められたくないものを
誤って「売り」にしている場合。

求められれば求められるだけ
自分を苦しめるものを
こうしなければ人が来ないと
無理に強調・提供したら
その「売り」の価値に応じた
量の人が集まって来る。


でもそのお客さんたちの目当ては
基本的にはこちらが提示した「売り」
なのだから

好きな作者の作品でも
全部を気に入るわけではないように

好きなタレントの活動でも
全てを支持するわけではないように

同じ人物の別の側面にも
同じ強度で関心を示して

「じゃあ、これも」

と触れてくれるとは限らない。


よって多くの場合、人を集めるために
無理に提示した「売り」は

性でも
財でも
力でも
愛でも
光でも
心でも

「そこだけ利用されて終わり」になって

「心無い人たちに利用された」
「搾取された」

という精神的な損失を感じさせる。


でも問題の原因は
自分が本当に「求められたいもの」に
触れてもらうために
集客用の「売り」を提示したこと。

中には本当に若さや財や美しさなど
こちらが売っているつもりのないものを
勝手に求めて来る迷惑なお客さんも居る。


しかしターゲットに求められそうな
「売り」を作ることは
色んな現場で賢い方法として勧められ
実践している人も多いようなので
もし周りに利用されることが
多いと感じる場合は

「私は何を「売り」にしている?」
「それは自分が求められたいものと
ちゃんと合っている?」って

そっと確認してみて欲しい。


あなたが本当に求められたいものは
今、売りにしているものほど
多くの人を集めないかもしれないけど

自分が本当に求められたいものを
正しく求められる喜びは
例え数は少なくとも
きっと心を満たすから。


🌸最後までご覧くださり、ありがとうございました🌸