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「名前」と「実」の関係は

「名前」と「実」の関係は
絵画と額縁のようなもの。

どんなに額が立派でも
中身が無ければ外される。


人は夢を語る時

「作家になって傑作を描きたい」
「先生になって教えを説きたい」
「恋人になって愛情を注ぎたい」

など、したいことをするために
それができる「名前」を求める。


しかし「名」を得るためにすべき努力は
しばしば自分の苦手を含むので

「あれになりたいのに、これができない」

に引っかかり
先に進めない人も多い。


でも「名前」と「実」の関係は
絵画と額縁のようなもの。

それが素晴らしい絵画なら
額縁は後からついて来る。


だから名を得るのが難しければ
先に「実」から取りかかろう。

あれになったら
やろうとしていたことを
可能な限り先にやる。


作家になったら
書こうとしていた傑作を
名前が無くても書いてしまう。

先生になったら
説こうとしていた教えを
名前が無くても説いてしまう。

恋人になったら
注ごうとしていた愛情を
名前が無くても注いでしまう。


その行為に「実」があれば
周りが君を放っておかない。

君の「実」に相応しい「名」が
必ず後からついてくる。


だから、なりたいものになれない時は

「それになったらしよう」

と思っていたことを
可能な限り「今」してみよう。

「名」は額縁で「実」は絵画だから。

額に合わせて
絵を描くこともできるけど

あらかじめ決められた
額縁に合うように描くんじゃ
君の理想は描けない。

君が心を躍らせて
自由に描いた絵に合わせ
後から額を選んだほうが
きっと君の理想に適う。


だから

「名も無い人間がやっても
誰にも届かないんじゃないか」

なんて思わないで。

むしろ型に嵌められて
自由を奪われる前に
自分の中にある理想を
思う存分表現しよう。

そこに確かな「実」があれば
必ず誰かの目に留まり
相応しい「名」を与えられる。

「名前」と「実」が揃ってはじめて
君の夢は叶うから。


🌸最後までご覧くださり、ありがとうございました🌸