無関心よりなお多く
どれだけ広く知れ渡っても
比率は変わらないのかもしれないよ。
誰もが知る名画でも
誰もが知る名作でも
心に深く残りました。
人生を変える作品になりましたと
賛美する声以上の
「知ってはいるけど興味ない」
に永遠に晒され続ける。
うっかりすると人間は
一流の作品は誰の目にも
全て素晴らしいものだと
誤解してしまうけど
後に「才能有り」と認められても
老年になるまで
評価されなかった者や
生きている間はついに
日の目を見なかった者も居て
それら全てを含めた才能が
万人の心を震わせるかと問われれば
やはり冒頭に挙げたように
「知ってはいるけど興味ない」
「タダでも別に見ないかな」
って、ものが残念ながらたくさんある。
自分が心血を注いで生み出し
ある層には確かに強く響いたものでも
無感動、無関心の数は常に
感動の数より多くあり続ける。
その仕組みをちゃんと
理解しておいたほうがいいや。
特別であることや価値があることを
人に褒められた数で測ることにしたら
自分の心を支えてくれるだけの
充分な数の賛同者が集まる前に
圧倒的な無関心によって
君の才能は折られてしまう。
一般的に才能がある。
価値があるとみなされているものだって
本当は賞賛されること以上に
無関心の数のほうが多いんだ。
どれだけ規模が大きくなっても
どれだけ長く在り続けても
全く知らないか
知っているけど興味が無いと
自分の出した特別に
無価値、無関心の
烙印を押され続ける。
才能を世に出せるかって
その無慈悲な評価に耐え抜いて
自分を出し続けられるかに
かかっているような気がするよ。
いつだって賞賛の数よりも
あり続ける無関心と
時には批判に晒されながら
それでも出したいものがあると
やり続けた人がきっと
いつか多くの人の胸を打つ。
誰がなんと言ったって
自分のこれには価値があるんだと
いつだって
賞賛の数よりあり続ける
無関心よりなお多く
自分で自分を鼓舞したとおりに。
🌸最後までご覧くださり、ありがとうございました🌸