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最高のアイディアで戦うには


最高のアイディアで戦うには
切り札が切り札であるうちに
さっさと使ってしまうこと。


人は良いアイディアを思いつくと

「これはすごいアイディアだから
ここぞという時まで取っておこう!」

と、ついつい大事に仕舞ってしまう。


でも思考や発想はカードと同じで
場に出すことで手放さなければ
新しいカードが配られない。


もちろん人は
一つの思考と発想だけで
生きてはいないので
頭の中には常に
複数の手札がある。

でも

「最高のカードは
とっておきの時に使おう」

って出しても惜しくない
平凡なカードばかり出していたら

周りに見えるのは君の手札ではなく
場に出されたカードなのだから

君の素晴らしさは一向に伝わらない。


ところで
いつ出しても惜しくない
平凡なカードでも
場に出すことで手放せば
新たな思考や発想という名の
次なるカードが配られる。

今までに無い発想というのは
それだけで大きな魅力を持ち
もう長いこと持ち続けている
古びた最高を覆す可能性を
大いに秘めている。


つまりここぞと言う時に
使うはずだった切り札は
ここぞが来る前に
最高のアイディアでは
無くなってしまう。


しかも人のパフォーマンスは
モチベーションに左右されるので

「この最高のアイディアを
形にできたらすごいぞ!」

という意識で取りかかった仕事と

「これはいつか最高のアイディアを
いちばんいい形で世に出すための
布石みたいなものさ」

という意識で取りかかった仕事では
込められる熱量が当然変わる。


最高のアイディアを
最高の形で世に出したいなら
名声を高めたり地盤を整えたりするより

最高のアイディアが
最高のアイディアであるうちに
さっさと形にしてしまうこと。

「でも、この切り札を失ったら
もう良いカードが回って来ないかも」

なんて不安に思わなくていい。


「何も考えるな」
「頭の中を空っぽにしろ」
「無になれ」

なんて言われたって
頭の中の空白を
五分と保てないように
人の思考や発想が
尽きることは無いから。

また最高のカードが回って来るまで
その時々の自分の手札から
最高のカードを惜しみなく
出して行けばいい。


一つのアイディアにしがみつかず
思考の回転を速めて行けば
新しいカードがドンドン配られ
いくつもの「最高」に出会えるから。


🌸最後までご覧くださり、ありがとうございました🌸

アイディア 切り札 常に本番