【0035】失敗を奨励する社内文化づくり
失敗のマネジメントについて考えます。
まず、社員数数万人を誇る某メガバンクについて考えてみます。
メガバンクの業務は業務品質100点満点が当たり前の職場です。
特にシステム部門なんかは、100点以外は許されず、99点は許されません。
システム稼働においては、1秒の遅延も許されません。
1秒システムが遅延することで、全国の行員窓口2万人に影響を与えるので、
1秒×2万人=2万秒の損失
という数式で評価されてしまうわけです。
メガバンクの場合、新しいチャレンジはもちろん大事ですが、
それよりも、今決められている流れを100%正確に処理することを重視する文化です。
そこが評価の最大のポイントとして認識されています。
その文化は否定しません。組織として大規模になれば、必要な文化です。
メガバンクは、受験エリートでかつ優秀なビジネスマンたちが切磋琢磨している厳しい環境です。
そんな失敗が許されない環境でのチャレンジは、
かなりのスキルと準備が必要なことは容易に想像できます。
何かチャレンジする際には、何度もシミュレーションして、確度を高める必要もあります。
将来的にはそのレベルの組織までたどり着きたいと思っていますが、
現在のワイズラボの組織はスタートアップ組織です。
社員数が10人に満たない小さな組織です。
そんな組織なので、メガバンクのそれとは社員の文化は違って当たり前で、むしろ一緒だと困ります。
業務品質に関しては100点ではなく70点でいいので、新しいチャレンジの方を重視してます。
できればチャレンジの失敗を奨励するぐらいの社内文化ができればいいなと思っています。
そうでないと、チャレンジのない、組織としての発展がない状況になってしまいます。
メガバンクとは組織化のステージが違います。
新しいチャレンジが失敗するのは当たり前で、その失敗をどう次につなげるかのマネジメントがポイントです。
具体的には次のとおりです。
・失敗は、そのまま放置するものではなく「改善のチャンス」
・みんなで真因(真の原因)を追究し、「答え」を考える
チャレンジして失敗するごとに、この機会が生まれます。
いいと思いませんか?
プラスがあって、マイナスがありません。
また、将来の管理者には次のようなスタンスでいてほしいと思っています。
・責任ではなく、対策をとる
・人を責めるのではなく、仕組みを責める
・少しでも改善が進んでいればOK
そして最も大事なことは
・相談されやすい環境の構築
です。
ここはバッチリですね。皆さんに感謝です!
失敗を奨励する「失敗のマネジメント」ができている中小企業は多くありません。
日本は義務教育で100点満点のテストで評価される文化なので、その文化に慣れてると、どうしても失敗は減点で「よくないもの」と捉えられてしまいます。
失敗を避けてチャレンジをしない人がほとんどです。
すると「改善」のチャンスもなくなります。
そんな企業は魅力が無いし、未来もありません。
お客様にいいね!と言ってもらえるサービスを新しく導入する場合、
クオリティが70点でもリリースしちゃいましょう。
そして、リリースした後、改善していきましょう。
その方が、じっくり作りこんでリリースするより、いいものに近づくスピードが速いです。
いま、YOUTUBEコンテンツを作りこんでますが、
リリースしたら、おそらくいくつかの不具合やご指摘を受けるでしょう。
でもいいじゃないですか、改善のチャンスです。
お客様が何を期待しているか、その本位に気づく機会になります。
今後、失敗を奨励して、笑い飛ばせる文化を一緒に根付かせていきましょう。よろしくお願いします!
早速、本日YOUTUBEコンテンツアップします^^
笑い飛ばしてください!
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