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【0102】営業の神髄

長年営業をしていてふと思うことがあったので、
今回は営業に関してお伝えしたいと思います。

さて営業で大切なことはなんでしょうか?

マーケティング?
トークスクリプト?
心理学?

いろいろありますね。もちろん否定しません。
でも、本当にそうでしょうか?

これらはより効率的に営業活動をすすめていくためのテクニックです。
枝葉の部分です。

営業で大切なことは、
「相手の心を動かすこと」
です。

では、どうしたら相手の心が動くと思いますか?
テクニックが重要ですか?

恋愛に例えると、口八丁手八丁な話術に心は動きますか?
恋愛にマーケティングが必要ですか?
トークスクリプトは必要ですか?
心理学は必要ですか?

ふとした一言や、純粋なまっすぐな想いが見えた時に心が動きませんか?

営業も全く同じです。
営業の神髄はそこにあります。

書籍やネットのおかげで「うまくいっている人」のテクニックや考え方が巷に溢れていますが、
二番煎じや、コピーでは「うまくいかない」場合がほとんどです。

実は誰にでもできるけど、誰にもできないのが営業です。

技術力は知識が武器です。
営業力は感情が武器です。

なぜ、なんのためにその提案を行っていますか?
「自分のため」が見えた時、相手は一気に冷めます。
とにかく徹底的に考えて考えて掘り下げて掘り下げて
「相手のため」の純粋なまっすぐな理由を見つけ出してください。
自分の感情が「イエス」になる「答え」を見つけ出してください。

営業の得意な人からは、そんなことしなくても売れるよ!と聞こえてきそうですが、自分の感情が「イエス」になることができたら、
後は、うまく話せなくても、努力しなくても、頑張らなくても、営業ができます。
経験年数も必要ありません。年齢も関係ありません。
相手がどんなにベテランでも関係ありません。
むしろ相手がベテラン経営者や人格者であれば、こちらの意をくみ取ってくれます。
まずは自分の感情が「イエス」になる「答え」を見つけて、
あとはまっすぐにその答えを相手に伝えるだけです。

何気ない相手を想う一言がぽろっと出た時、相手の心は動きます。
見た目にはテクニックに見えるかもしれませんが、
テクニックと思われるほど軽いものではありません。

これから「心を動かす」というテーマでいろいろなものに触れてみてください。
アート作品(音楽、書籍、絵画、彫刻など)
人間関係(友達、親兄弟、地域コミュニティなど)
各種セミナーなどなど
いろいろな「心を動かす」ヒントが見つけられるはずです。

ちなみに、自分がいちばん心を動かされた言葉は、
小学校低学年だった次男が、何気ない場面で言った
「ありがとう」
です。人間のすべてが集約された神様の一言でした^^
営業の神髄がそこにありました。

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