【0137】WorkingWomanPlus
今、学生向けのコミュニティを創ろうとしている背景にあるのは、
自分がいなくなった後、社会に何を残せるか思案した結果で、
やりがいや生きがいをテーマにこれまで考えてきた結果です。
今回は、その結果について説明します。
まず、株式会社ワイズラボを通して解決したい社会的な課題は何か?
という問いに対する答えを整理しました。
整理したことをざっくり言うと、会社の理念にもありますが、
「仕事を志事と捉える人が増えて、その志事がより多くの社会的な課題を、スピード感を持って変えること」
(つまりは世界を変えること)
となります。
これだけだと、理想的な、絵にかいた餅っぽく聞こえちゃうので、
さらに説明すると・・・
世界を変えるためには、おそらく既存の保険代理店という枠組みでは難しいと思っています。
また、日本人は、金融に関わる教育を受けていない先進国では珍しい国民です。金融業に携わっている身として、金融教育を提供することがひとつの方法かと思うのですが、では、金融教育を提供することが社会的な課題解決になるかというと、それだけでは一部の解決に留まるでしょう。
さらに、よくビジネスの世界で、問題を細分化してそれぞれに対してアプローチして問題を解決することをよしとされますが、本当にそうでしょうか?
それよりも、一つの解決方法が複数の問題を解決する方が効率がいいです。
ではどうするか?
出てきた答えが・・・
「女子学生向けソーシャルビジネスサポート」です。
女子学生がビジネスを使って、社会課題を解決することをサポートする事業です。
その結果として、どんな課題が解決するかというと・・・
・学生がビジネスの前提となる金融リテラシーを身に着けることで、投資に関わる偏見が減ります
・女性がビジネスをリードすることで女性へのビジネスの偏見が減ります
・ソーシャルビジネスなので志と仕事がつながり、お金のための仕事という活動が減ります
・ビジネス活動を通して人間力が高まることで、社会を意識できない自己中心的な人が減ります
・ジェロントロジー(老年学)に基づくビジネスを若い世代がリードすることで、高齢化社会問題解決の遅延が減ります
では、自分たちは何をするのでしょうか?
・コミュニティづくりのプロと一緒に学生コミュニティを創出します
・WEBのプロフェッショナルと一緒にデジタルツールをフル活用します
・金融の世界で身に着けた金融や税に関わる知識をそのコミュニティに提供します
・ソーシャルビジネスのビジネスアイデアを、ブレストするグループディスカッションをコミュニティに提供します
・他業種の中小企業ネットワークをフル活用して、創出された事業のマネタイズをサポートします
・生命保険や損害保険の仕組みを使って、創出された企業のゴーイングコンサーンを実現します
・倫理観を醸成するために、老若男女のこれまでのつながりを使って、新米起業家へ最適なメンターをアテンドします
・ジェロントロジーの基礎や実学、また法的な諸問題の解決手法を提供します
スタートは10人くらいの学生からですが、その数が千人や1万人を超えたときには大きな社会的な課題を解決する力となると思っています。
10年後のイメージは、大企業ではなく、手のひらサイズの小さな企業の大集団です。
その中心に株式会社ワイズラボの女性メンバーがいます。
スタートこそ難しいかもしれませんが、ひとつずつ創出された企業が成長することで、それぞれの企業の集まりがシナジーを生み出すかもしれません。
また、社長が個人的に儲かる仕組みではなく、
ひとつずつのビジネス自体が利益を生み出し、雇用を生み出し、関わるメンバーに還元されます。
社会的な課題を解決しながらアメーバのように増殖していくイメージです。
簡単ではないのは承知です。おそらくいろいろな問題が発生するでしょう。
でも、保険ビジネスで鍛えられた今のメンバーがいて、これまでの色々なつながりをフル活用すれば、問題解決に時間はかからないと思っています。
資金はどうするか?
お金をかけないでスタートして、生み出したキャッシュを投資していきましょう。
この活動自体のメンバーの学びが、より保険代理店の経営を強くすると思います。
社会に必要とされる保険代理店となるためには、総合金融事業者になるしかありません。
より広い視野を持って、多くのサービスを開発して、より多くの企業と事業提携をしていくことは既にスタートしています。
その一方で、学生コミュニティを大事に育てていく活動も並行して行います。
足元の保険募集人としての活動は、その先の礎となる大事な活動です。
より多くの事業者とつながり、より多くの金融に関わる知識を身に着けてください。リスクについて学び、顧客心理について探求してください。
そして、人として大事な正しく温かい心を大事にしてください。
学生たちの模範として中心にいるメンバーは、そんな今の女性メンバーです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?