オフラインもオンラインも、こども達にとって心地いい居場所・サードプレイスに。
今日のメルマガは、「ソウイフトモノニラボハナリタイ」というお話です。
7月23日の岡山ラボ・8月10日のオンラインラボを終えて、こども達の感想やお手紙を見たり聴いたりしたら…
『自分の意見を言ってもバカにされなかった』
『発表したときに、それを理解してくれた』
というのが意外と多かったんです。
え、意見を言ってバカにされたり否定されることが多いの?!とびっくりしました。
WiSE KiDS LaBのワークショップでは
1.一生懸命楽しもう!参加しているみんなで楽しもう!
2.考える時間を楽しもう!
3.みんなが「考えるコト」に間違いはない、全部正解だよ!
というグランドルールを最初にこども達に伝えています。
単なるものづくりワークショップではないので、「考える時間」をたっぷり取って、お喋りしたり意見を言ったりは、ある程度自由度を大切にしているんです。でも自分だけが騒いで楽しいのではなく、「みんなで楽しく」なので、私やお友達の話を聴くことも大切な時間として、メリハリつけてもらっています。
私自身も、「先生」というより、ファシリテーターという立場でこども達と接しています。(これは意識的というより 「いつも通りの樹里さんだね」と言われましたが(笑) どうがんばっても先生ぶれないみたいです…)
グランドルールは、オフラインもオンラインも一緒。
間違えてもいいんだ
間違いはないんだ
理解してくれるんだ
という、安心感があるからこども達が楽しそうなんですね!と、ご参加者のママさんからご感想をいただきました。
自分にとって無意識だったり、当たり前だったりすると気づけない部分なので、ママさんやこども達に教えてもらって、そうか!ラボは安心感があるんだ!と気づきました。
立ち上げ当初からラボの在り方として目指しているものは、
『こども達にとって心地いい居場所、サードプレイスになること』
なんですよね。これは以前にも投稿したのですが…
こども達が主体的にアップデートしていく居場所。「小さな成功体験」のスパイラルを生み出すことのできる環境。
それはただのツールだけではなく、こども達が集まりたくなる、そして自然と新しい考え方を身につけ、こども達が自らアップデートし続ける…
「ソウイフトモノニラボハナリタイ」
って思って大切にしている場所なんです。
長岡ラボのこども達は、「毎日ラボがあったらいいのにな!」「ずっとラボにいたい!」といつも言ってくれています。
長岡LaBの大半は、2016年の11月から通ってくれているので、もうすぐ4年。1年生だった子が今はもう5年生です。こども達は、たぶんWiSE KiDS LaBのコンセプトや私の想いは知らないかもしれない。
でも、それでも「ラボが好き」そう言って、毎月笑顔を見せてくれる。
それでいいやって思っています。
いつでも来たいときに来れる、居心地のいい場所がある。そして、来たらちゃんと役割や学びがある。ラボで逢える仲間がいる。
家庭でもなく、学校や塾でもない、
こども達にとっての「サードプレイス」
と思い続けていたら、あ、ラボはちゃんとこども達のサードプレイスになれている。そう思えた、今年の夏です。
オフライン、リアル開催がなかなか思うように出来ない時代、でもやっぱり大切なリアルの場と、離れていても繋がれるオンラインの場。
どちらでも、こども達の居心地のいい場所、サードプレイスに。
「ラボのおかげで テストで100点とれました!」
っていう感想より、
ラボに参加することで、こども達がそれぞれのペース・それぞれのタイミングで、自己肯定感を高めて自分自身の価値に気づく。
そんな気持ちの変化成長の方が、泣いちゃくらい嬉しいです。
決意を新たに、この秋からの展開を丁寧に考えたいと思います!