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24.意思決定マトリクス
24.意思決定マトリクス
意思決定マトリクスは、複数の選択肢を客観的かつ定量的に評価し、最適なものを選ぶために使用されるフレームワークです。
仕事の場面で、複数の案から最適なものを選択し進んでいかなければならない場面が多々あるでしょう。
そのとき、どうすれば一番良い選択肢を見極められるのか?
意思決定マトリクスはそのようなシーンで最終決定を下すときに有効です。
意思決定マトリクスは、以下のような名前でも呼ばれています
•ピューマトリクス
•格子解析
•多属性効用理論
•問題選択マトリクス
•意思決定グリッド
意思決定マトリクスの評価項目は、ケースバイケースで設定されますが、一般的には以下のような要素が挙げられます
•収益性
•実現可能性
•緊急性
•将来性
•独自性
•効果性
•優位性
•展開性
•新規性
•経験
•コスト
•インパクト
•リスク
•コミュニケーション
•カスタマーレビュー
意思決定マトリクスは、複数の類似する選択肢を比較する場合、さまざまな要素を考慮する場合、感情や直感ではなく論理的な視点で判断したい場合に使えます。
意思決定マトリクスを作成する際は、選択肢を特定し、評価項目を設定し、評価を行い、重みを付けるなどのステップを踏むことが一般的です。
具体的な事例をいくつか共有しますね。
①新商品の導入
あなたが小売業者で、新しい商品を導入する際に、複数の選択肢があります。
意思決定マトリクスを使用して、以下の要素を評価できます
•収益性: 予想される売上と利益
•コスト: 商品の仕入れコストやマーケティング費用
•顧客の需要: 顧客の関心度や需要の高さ
•競合他社: 他社が同様の商品を提供しているかどうか
②プロジェクトの優先順位付け
プロジェクトマネージャーとして、複数のプロジェクトを進める際に、どのプロジェクトを優先すべきかを判断する必要があります。
意思決定マトリクスを使用して、以下の要素を評価できます
•重要度: プロジェクトの戦略的重要度
•期限: プロジェクトの締切
•リソース: 必要な人員や予算
•リスク: プロジェクトの成功確率やリスクの大きさ
③採用候補者の選定
人事担当者として、複数の採用候補者から最適な人材を選ぶ際に、意思決定マトリクスを使用して、以下の要素を評価できます
•スキルと経験: 必要なスキルや過去の経験
•文化適合性: 企業文化に適合しているかどうか
•コミュニケーション能力: チームとの協業能力
•給与: 提供される給与と福利厚生
これらの例は、意思決定マトリクスがビジネスのさまざまな側面で役立つことを示しています。
具体的な状況に合わせて適切な評価項目を選択し、最適な選択肢を見つけるために活用してください 。
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