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【内省】楽しいこと寄せ書き日記
noteを書き続けてきて、最近固まった考え方がある。
それは、「小さなストレスはさっさと忘れて、なるべく明るい記憶を残すべし」ということだ。
当たり前のことだけど、今までの私にはその発想は皆無だった。
今までの私は愚痴っぽかった。
目の前のほんの小さなことにいつまでもイライラして、悪いところばかりみて、それを愚痴ってわざわざ記憶に残してしまう。
そういう愚痴を笑い話風に聞いてもらうのがある意味コミュニケーションになっていた。
そんな感じだから、「嫌なことはさっさと忘れる」という発想がなかったのだ。
日記を書こうと思ったのは年明けすぐのこと。
私は1年の中で12月が一番好きなのだけど、
「この12月も大したこと何もしなかったなあ」と頭の中で嘆いた、その2~3秒後。
「え、でもあの日友達とクリスマスイルミネーション見にいったし、あの日は甥っ子に会いに行って、あんなところにも行ったし…」と次々と思い出が浮かんできた。
ささいなことだけど、楽しいことはたくさんあった。
忘れてしまっているだけで実は充実していた日々を、一覧のように見ることができたら、きっと嘆く手間も省けると思った。
さっそく、ノートを買いに行った。
5年日記なるものに一瞬ひかれた。
5年分の日記を1冊に書くことができ、毎日、過去の自分が書いた日記を見ることができる。
とても立派な表紙の、綺麗な日記帳だった。
でも、途中で飽きたら悲惨なことになりそうなお値段だったのでやめた。
探し求めていた大きさの、カラフルでおしゃれな見た目のリングノートがあった。
お値段は確か550円。
運命の出会いだと思った。
自分なりのルールを決めた。
・毎日、良かったことを寄せ書きのように書いていく。
・ストレスを感じたことは書かない。
・本当に嫌な一日だった日は書かなくてもいい。
・一言でもOKだし、書きたいことがたくさんあるときはたくさん書いてOK
こんな感じのゆるいルールで、今のところ毎日書いている。
私は過去、何度か日記に挑戦しようと思ったことがある。
でも、奇跡的に1年間書き続けた中学1年生の時以外、いつも3日坊主だった。
思い起こせば、日記を残そうと思ったのはいつも、人生に絶望していた時だった。
ただ、吐き出したかったのだと思う。
日記にすべてを吐き出すことは人によっては有効な解消方法だと思うので、それは人それぞれでいい。
でも私はただでさえ根に持ってしまう性質だから、あとから見返しなんかしたらずっとそれにしがみついてしまう。
ストレスは別の紙に書いて物理的に破り捨てて、いい思い出は宝箱に宝物を詰め込んでいくように、日記に寄せ集めていく。
楽しみだ。
日記に書ける楽しいことを集める毎日は、きっと宝石探しのように。