見出し画像

【内省】読書の楽しみを思い出したい

小学校高学年から大学生まで、私の読書に割く時間は割と多い方だった。

だけど、大人になるとあまり本を読めなくなった。
読んでいるうちに全く違うことを考えてしまって集中できなくなってしまったからだ。


たぶん、こうなってしまった理由は2つ。

ひとつは、気にしないといけないことやしがらみが増えたこと。
「本を読んでいる暇ではない」と無意識に焦ってしまって、人生の別のことについて考え始めてしまう。

ふたつめは、「本から何かを学ばないといけない」という固定観念を持ってしまったこと。

いろんなところで「人生を変えてくれた本」という言葉を目にする。
「この本を読んで価値観が変わったと他人に言えるくらい、内容に感化されないと」と意気込みすぎて、力が入りすぎる。

すると、読書が楽しめなくて、集中ができなくなる。


内省を書き始めてから、また本を手に取るようになった。

相変わらず集中力は散漫だ。
だけど、それもこの内省の記録につながっていると考えれば、決して無駄なことではない。
人生を変えることはなくても、いろんな考えに触れることだけで十分に学びである、と考えるようにしている。

それに、本に人生を変えてもらおうなどという、私の今までの考えが甘かったのではないだろうか。

人生を変えてくれる本に出会えるのはラッキーだし、本来人生は自分で変えないといけないもの。
本で得た知識がそれをサポートしてくれる、という考えの方が、今の私にはしっくりくる。


最近は、本で見て、面白いと思った知識はノートにまとめるようにしている。
プレッシャーのない受験勉強のようで、とても楽しんでいる。

一心不乱に本を読み続けた10代のころの自分とは違うが、今はとりあえず、こんな大人な本のたしなみ方を楽しんでみることにする。

いいなと思ったら応援しよう!