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音楽80s自分史 021「エルヴィス・プレスリー」

「ジョン・レノン」の回で、彼が12/8に亡くなったことを書きました。

それまで、僕の家はシアワセな空気に包まれていました。

なぜかというと、12/3が母の誕生日であり、この年40歳になった母へのプレゼントとして父が贈った「エルヴィス・プレスリーのレコードボックス」に、母がとてもとても喜んだからでした♬


母は高校卒業後にコーヒーの輸入販売をおこなう会社に勤めていて、銀座松屋の店舗に通っていたり、遊ぶ場所も銀座で銀座大好きだったことを、今でも楽しそうに話してくれます。
たぶん80年代の僕にとっての「六本木で生活するオシャレな人々」のような存在だったのかな?と。

会社が輸入販売をおこなうことからか、海外… といってもアメリカの… 文化に慣れ親しんでいたようで、中でも音楽で革命を起こした存在?のプレスリー(エルヴィスとは読んでいませんでした。ですので、僕も彼を呼び時はプレスリーがしみついてます。)が大好きでした。

このプレゼントは、プレスリー没後3年に、EPFCJ(エルヴィス・プレスリー・ファン・クラブ・オブ・ジャパン)によって企画され、1980年にリリースされたものです。

企画の背景には「日本でのエルヴィスの扱いはなっちゃいない。評論家もダメダメだ」的なスタンスがあったようで、「ならばファンクラブ会員で投票をおこない、人気のある曲を集めて記念アルバムを出す!!」というものがあり、選ばれた50曲を4枚のレコードにアーカイブし、ボックスにまとめたもの… だったようです。

収録されている曲は、今ではほとんどが大好きになったのですが、その中で、あえて2つ選ぶとしたら…

◯去し君へのバラード

◯Suspicious Minds

このボックスには、表紙を合わせ22ページになる、小冊子と呼べる分量のライナーノーツが付属しています。
ダメダメな解説にならぬようにファンが選んだエルヴィス識者… 大瀧詠一さん・木崎義ニさん・湯川れいこさん… の文章はエルヴィス愛がいっぱいなものとなってます❤️


今回で、僕の1980年振り返りは21回目となるのですが、中3の音楽の記憶が焼き付いてる大きなものとして、TVKのファイティング80'sとこのレコードボックスがあると思ってます。

高校になり、ステレオを父から譲ってもらう際に、両親のレコードも僕が保管することになり、CDを導入した時もレコードを手放すことは考えられず、社会人になりCDを中心にしたコンポに買い換える際もレコードプレーヤーはマストなものとなり、過去の思い出と強く繋がる音楽が『形のあるものとして」手元にあり続けたことで、いつまでたっても中学時代の思い出を引っ張り出せる今の自分ができあがったのでは?と思ってます。

保管するようになり、レコードを何度も聴かせてもらい、僕もプレスリー大好きになり、2022年公開の映画「エルヴィス」は母と僕の娘(長女のみ)を誘い観に行ってきました。

さぞや母が喜んでくれるだろうと思いきや、母には「プレスリーと似ても似つかない、ただのニセモノがでている映画」と感じたようで、あまり楽しめなかったようです。
なので「館内が寒い」ということで途中退席してました😅

とはいえ、僕と娘はとても映画を楽しめたので、ヨシとしました😊

去年、レコードボックスのトップに執筆されていた大瀧詠一さんの1977年(プレスリーが亡くなってすぐに作られた番組なのかな?)のラジオ番組のYouTube動画を見つけました。
エルヴィスの勉強になるしマジで「サイコー!」でした❤️

◯ELVIS PRESLEY FOREVER/ MC by 大滝詠一

ご冥福をお祈りします
‪(-人-)ナムナム‬

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