
OR018「The Sun Ain't Gonna Shine (Anymore)(太陽はもう輝かない)」、オールディーズリバイバル
◯Frankie Valli(1965)
『太陽はもう輝かない』は、僕が生まれた1965年に、フランキー・ヴァリがソロ初のシングル曲としてリリースしたのがオリジナルのようです。
その時にはあまりヒットはしなかったようで、翌年の1966年にウォーカー・ブラザーズにカバーされたものが全英1位・全米13位を獲得。日本でもヒットし、1967年2月に初来日したとのこと。
イギリスでビートルズを抑え、一位を獲得。
話題になったビートルズの武道館公演は、ウォーカー・ブラザーズ来日の前年だったのですね。
◯The Walker Brothers(1966)
『太陽はもう輝かない』は他にも、シェール、キーン、ニール・ダイヤモンド、ジェイとアメリカンズ、エア・サプライ、ダグ・パーキンソン、ブルース・スプリングスティーンなど、多数のアーチストにカバーされています。
◯JAY & THE AMERICANS(1966)
◯Cher(1996)
◯Keane(2005)
◯Bruce Springsteen(2022)
それぞれ聴きましたが、はじめて知ったシェールがとても興味を惹きました。
少し調べたところ、活動期間がとても長く、
1960年代から2020年代まで、70年連続でビルボードでナンバーワンのシングルを獲得した唯一のソロアーティストです。彼女の栄誉には、アカデミー賞、プライムタイムエミー賞、グラミー賞、3つのゴールデングローブ賞、ビルボードアイコン賞、ケネディセンター名誉、ロックンロール殿堂への入会などがあります。シェールは史上最も売れている音楽アーティストの一人であり、世界中で1億枚以上のレコードを売り上げていると推定されています。
… という、驚くべき経歴。
深掘りしたいと思いました。
話は少し飛んで…
1980年にリリースされたサザンオールスターズの『いなせなロコモーション』。

ノスタルジックなロックンロールの曲調に乗った歌詞にはオールディーズのスター(と思われる)の名前や曲名がたくさんあり、「桑田さんはどんな曲を楽しんでいたんだろう?どんな曲に影響を受けたのだろう?」と中学三年生当時思っていました。
その中の1人が「フランキー・ヴァリ」。
2年後の1982年にリバイバルヒットした『君の瞳に恋してる』のオリジナルが彼だと知り「『いなせなロコモーション』の「フラーキー・ヴァリsナンバーって、このことだったのかな?」と思ってました。
それから30年後の2023年。
僕は「学生時代の音楽遍歴をまとめておきたい」という思いを実行に移し、「音楽80s自分史」としてfacebookの音楽系グループに投稿をはじめました。
その過程で、自分がオールディーズがとても好きだったこと、そのキッカケが何だったのかを振り返ることになり、母の影響でプレスリーの影響を受けてたこと、父の好きなサーフ・ロック… インスト系は影響を受けていなかったこと、自分がモータウンビートが大好きだったこと、世界で1番好きな曲は『Be My Baby』だということを再確認しました。

その流れで、ロネッツ→フィル・スペクター→ウォール・オブ・サウンド(音壁)を深掘りしていくことになりました。
その過程で、facebookグループ「当初のオールディーズを楽しもう」を知り、参加。
音壁を調べていることからフォー・シーズンズ『悲しきラグドール』を勧めていただき、曲を聴き、映画「ジャージー・ボーイズ」も観て、彼らを勉強。


フランキー・ヴァリの知識が付き、ありがたかったですし、『君の瞳に恋してる』が生まれた背景に涙😭
◯Jersey Boys - Can't Take My Eyes Off You (The story of The Four Seasons、2014)
また、この映画でフォー・シーズンズが成功した要因に、フランキー・ヴァリの唯一無二のファルセットボイスだけではなく、ボブ・ゴーディオ&ボブ・クルーの作曲・プロデュース力があった事を知りました。
映画の中でのボブ・クルーは吹き替え版だけかもしれませんがオネェ言葉でとても存在感があり、印象的なプロデューサーでした。
彼を深掘りしたところ、スペクターの影響を受けた事、スペクターに仕事を頼まれる存在になっていた事を知りました。
もう一つの深掘り教材は、大瀧詠一さん・山下達郎さん(+萩原健太さん)のラジオの正月企画『新春放談』でした。
特に1990年は一週目・2週目がスペクター&音壁特集でしたので、これがとても楽しめましたし、勉強になりました。
2週目の「スペクター・フォロワー特集」的な回(1990.1.11)では、今回のテーマ曲『太陽はもう輝かない』をカバーしたウォーカー・ブラザーズが取り上げられていました。
山下達郎さん曰く、彼らの曲はスペクターの音壁のエコーの部分を拡大解釈したもので、良くできたイミテーションとのこと。
かかった曲は『Love Her』でした。
彼らの『太陽はもう輝かない』はその翌年。
で、オリジナルを作ったのは、フォー・シーズンズの時同様にボブ・クルー&ボブ・ゴーディオのコンビでした。
関心のあった、スペクター・音壁・ヴァリ・クルー&ゴーディオが結びついた曲でした。
ちなみに、この曲のイントロは大瀧詠一さんの『恋するカレン』のモチーフの一つですね♬

実際にウォーカー・ブラザーズ版『太陽はもう輝かない』をスペクター風にしたのは、きっとプロデューサーのJohnny Franzさん。
彼のプロデュースで大成功した曲を調べたところ、僕が世界で2番目に好きな曲である『I Only Want to Be with You(二人だけのデート)』のオリジナル、1963年にリリースされたダスティ・スプリングフィールドがありました。
関心のあるものがアレコレ結びつき、驚きです😊
◯Dusty Springfield/I Only Want to Be with You(1963)
✨ **「夢に挑む還暦男を応援してください!」✨
みなさん、こんにちは!
僕は2024年9月からnoteで発信をはじめました。
動機は、2026年4月にスタートする夢の挑戦「自転車での日本一周」を実現させるためです。
還暦を迎える今年、2025年。
僕はこれまで調べ、実践し、効果を感じてきた健康術をnoteで公開してきました。
また、日々のフィジカルワークを最大限に活かし、体力・精神力を鍛錬し、「ココロとカラダをハッキング」で発信してきた僕の身体テクニックとの相乗効果で、ジュンツカ・クエストのチャレンジの集大成として日本一周に挑みます!
「還暦を迎えても体力で勝負できる」ということを証明する機会でもあります。
この挑戦を実現するために、僕は60歳になる今年6月、年金の繰り上げ受給を申請します。
「受給する年金を使って、初老がカラダを使って夢を叶える」という少し珍しいスタイルで挑戦する様子を発信していきたいと思ってます。
この挑戦に共感してくれる皆さん、「チップで応援する」ボタンを押していただけるとうれしいです。
今年の1/6には、ようやく資金計画を立て、少額ずつ積み立てを始めました。その様子は「仮想自転車日本一周」シリーズで報告していますが、これだけでは十分な資金とはなりません。
還暦男の挑戦がどこまでいけるのか、ぜひ応援していただきながら見届けてください。
そして、皆さんの応援やコメントが、僕のペダルを漕ぐ大きな力になります!
これからも応援よろしくお願いいたします🌟