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ココロとカラダをハッキング089「睡眠のはなし03」

次回から「睡眠の役割」について説明をします。
その前に、002「脳のはなし」で説明した「ぼーっとする時に活性化している、デフォルト・モード・ネットワーク」について、復習します。
起きていながら、睡眠のような状態ですね。
瞑想の役割と考えてもらって良いと思います。

●脳のエネルギー消費
脳は、全体重の約2〜3%しか占めていないにもかかわらず、1日に消費するエネルギーの約20%を使用しています。

具体的には、成人が1日に消費するエネルギーが平均2000kcalとすると、そのうち約400kcalが脳によって消費されます。

このエネルギーの内訳は、
・意識的な活動に5%
・細胞の維持や修復に20%
・残りの75%は、何もしていない、いわゆる「ぼーっとしている」状態

… で、消費されています。

●ぼーっとしている時・瞑想時に、おこなわれていること

近年、fMRI(機能的磁気共鳴画像法)の技術により、脳の活動領域を詳細に調べることが可能になりました。

その結果、意識的な活動中に血流が減少し、逆に何もしていないときに活発になる特定の脳領域があることが明らかになりました。

主に後部帯状回と前頭葉内側の2つの領域が関与しており、これらは連携して活動しています。

この現象は、デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)と呼ばれています。

DMNは、ぼんやりしているときや特に何にも意識を向けていないとき、瞑想時、に活性化する脳内のネットワークであり、脳内のおよそ60%〜80%のエネルギーを消費しているとされています。  

DMNの主な役割としては、
自己意識や回想、想像、創造性、共感、意思決定などが挙げられます。  

具体的には、
・記憶の整理や自己認識
・将来の計画
・他者の心情の理解など、内的な情報処理
に関与しています。

これらの活動を通じて、脳は過去の経験を整理し、未来のシナリオをシミュレートすることで、適応的な行動を促進しています。

このように、DMNは私たちが何もしていないときにも活発に働き、脳のエネルギーを多く消費しています。

そのため、DMNの活動が過剰になると、脳が疲れやすくなる可能性があります。

一方で、適切なDMNの活動は、創造性の向上や自己理解の深化など、多くのメリットをもたらします。

したがって、DMNの働きを理解し、日常生活においてバランスよく活用することが重要です。

このように、脳にはメンテナンスの時間が必須です。

そのため、一番は良い睡眠を十分にとること。
それがうまくいかないのなら、計画的に「ぼーっとする時間」を設けることをお勧めします。


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