音楽80s自分史 053「LIVE AID」
今回は、046「ブリティッシュ・インベイジョン」から8日間を使って書いてきた「英米音楽戦争」の最終戦、頂上対決バトルロイヤル的なコンサート、LIVE AIDです。
とはいえ、実際は決着戦ではなく、英国・米国の二つの会場でのライブパフォーマンスを、計84か国に衛星同時生中継(録画放映を含めると150か国近いとのこと)された、飢餓に苦しむアフリカの人々を救済することを目的として、英国の「Band Aid」と米国の「USA for AFRICA」の連携を中心とした、1985年7月13日に開催された、20世紀最大のチャリティーコンサートでした。
メッセージは「Band Aid」が掲げた、シンプルな「Feed The World(世界に食糧を)」が選ばれました。
実は、当時は洋楽離れをしていて、僕はオンタイムでは「LIVE AID」は見ませんでした。
理由はRun-D.M.C. の登場による、ヒップホップの台頭でした。
僕はヒップホップに馴染めなかったのです。
耳が拒絶反応を起こし、受け付けられず、洋楽番組には彼らが出てきてしまうので、シャットアウトすることになったのでした💦
関心も「SONY MUSIC TV」から「ミュートマJAPAN」に、「オールナイトフジ」「夕やけニャンニャン」に一変してました😅
そんなこともあり、「LIVE AID」自体、ほとんど存在を忘れてました、35年間も…
僕の中でオワコンだったコンテンツが、
突如息を吹き返し、多くの人の共通認識になったのだから驚きます。
そんなこと、他にあるんだろか?
そのキッカケを作ったのは、2018年公開の、社会現象にまでなった映画「ボヘミアン・ラプソディ」ですね。
「音楽80s自分史」として自分の購入したレコードのことを書く際に、Wikipediaなどで事実確認するのですが、多くのグループが、「Band Aid」「USA for AFRICA」「LIVE AID」に関係していたことを、今さら知ることになりました。
また、第二次ブリティッシュ・インベイジョンについて追っていき、流れにまかせていると、自然とゴールは「LIVE AID」になるんですね😅
今さらながら勉強しました。
そんなこともあり、話を書くのに外せないのは、やはりQueenです。
キッカケになった映画「ボヘミアン・ラプソディ」。
最初に映画館で見たのは日比谷で、最後列を選んだところ、隣に座ってらしたのが僕より年齢が少し上に見える女性2人でした。
見終わってから少し話してくれたのですが、2人はQueen初期からの大ファンだったとのこと。
上映中、僕が思わず口ずさんでしまったところ、一緒に歌ってくれまして、クライマックスのライブエイドでは、一緒に大盛り上がりでした😊
その時があまりに楽しく、最寄りの音響にこだわっている映画館… 川崎のチネチッタのLIVEZOUND上映や、各地の応援上映、娘たちを連れて行ったりで、何度も… 6度?7度?、観に行くことに…
何か一曲を選ぶとしたら、映画ではじめて知った「『エーオ』からの『Hammer To Fall』」です。
◯Queen / Hammer To Fall (Live Aid 1985)
次に選ぶなら、盟友デビッド・ボウイ の『Modern Love』。
◯ David Bowie / Modern Love (Live Aid 1985)
映画「ボヘミアン・ラプソディ」で自分を見失い迷走状態で孤独感に溺れていたようなフレディが、 Queenのもとに戻る流れでは、共作の『Under Pressure』が使われ、そのシーンはとても印象的でした。
結局、映画「ボヘミアン・ラプソディ」の話になってしまいました😅
Queen以外では、とても感心してしまったのがThe Beach Boys、ビーチボーイズです。
書き出すと長くなるので、次回に続きます。