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OR004「Johnny B. Goode(ジョニー・B.グッド)」、オールディーズリバイバル

◯Chuck Berry(1958)

『Johnny B. Goode(ジョニー・B.グッド)』は、1958年にチャック・ベリーがシングルとしてリリースしたのが最初です。

『ジョニー・B.グッド』は、単なるヒット曲ではありません。この曲に描かれるジョニーは、ギターを片手に故郷を飛び出し、大都市でスターになることを夢見る若者の姿を象徴しています。特に当時の黒人青年にとっては、チャック・ベリーのサクセスストーリーそのものであり、音楽が夢を叶える道具であるという希望を示すものでした。

しかし同時に、この曲は人種差別や不平等が根強かった時代において、黒人アーティストが自らの才能で壁を乗り越え、白人主導の音楽業界に新たな道を切り開いていった象徴とも言えます。チャック・ベリーがこの曲を通じて放ったメッセージは、音楽そのものを変革し、多くのアーティストに影響を与え続けています。

ChatGPTから

80sで・音楽映画で、育った世代には「オルタナティブ・ファクト(もう一つの事実)」があります。
あるパーティーで、怪我をしたギタリスト(チャックの従兄弟のマーヴィン・ベリー)の代役でステージで演奏したマーティ・マクフライという青年が演奏し、それに感銘したマーヴィンが、曲作りに難儀していたチャックに電話し、マーティのパフォーマンスを聴かせ、チャックはそれを元に完成させた… というのが、それです。

知らない方には、「なんだそれ?」と思われますね。
1985年の映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の話でした😅

映画の中でこの曲は、映画の主題の一つである「タイムパラドックス」を左右させる、とても大事なシーンで使われました♬

◯ 魅惑の深海パーティー で『ジョニー・B.グッド』を演奏するマーティ(1985、バック・トゥ・ザ・フューチャー)

「Johnny B. Goode(ジョニー・B.グッド)」は、

『ローリング・ストーン(Rolling Stone)』誌が選んだ「ローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500」と「オールタイム・グレイテスト・ギター・ソングス100」に於いて、それぞれ7位[3]と1位にランクイン。

Wikipediaより

したそうで、当然のようにスタンダード・ナンバーになっていて、カバーしたバンドが非常に多い曲です。

持ちネタのようになっている「ブリティッシュ・インベイジョン」の第一波(BI1)の最中、防波堤になった「アメリカ音楽四天王」の一つ・ビーチボーイズのカバーに興味を惹かれました。
◯The Beach Boys(1964)


僕自身が、この曲を知ったキッカケは、映画「アメリカン・グラフィティ」「グローイング・アップ」なのですが、音楽80s自分史 007 「パンクロック」で紹介した日本のパンクロックバンド「「アナーキー(亜無亜危異)」のカバーがとても刺激的で、「オールディーズ・ロックンロールタイプとパンクロックタイプの2つの『ジョニー・B.グッド』がある」、と中学生の僕は認識しました。

◯アナーキー(1980)

アナーキーを知ったTVK「ファイティング80'sで知った大好きな2人のカバーもありました。

◯陣内孝則&鮎川誠(演奏年不明)


Wikipediaによると、日本での認知度が高まったのは、CAROLが1stアルバムに収録し、よくライブでも演奏したから、とのこと。
ボーカルのジョニー大倉さんの「ジョニー」は、このことがキッカケだそうです。
◯CAROL(1973年)

僕はジョニー大倉さんの声がとても苦手で(ちなみに人気を二分?していたクールスのボーカルの方の声も苦手💦)で、CAROLはなかなか聞けませんでした。
解散後10年経ってから、矢沢永吉さん(永ちゃん)が、CAROLの曲を歌ったアルバム「TEN YEARS AGO」をリリースし、それでようやくCAROLの曲を堪能できた… という過去があります。

◯ザ・スパイダース(1966)

スパイダースのカバーは、チャック・ベリーよりも、むしろビーチボーイズのカバーに近い、とのこと。

どのカバーもいいですね!
オリジナルがサイコーゆえ、なんでしょう。

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